国道307号線旧道

 

 国道307号線は滋賀県彦根市と大阪府枚方市を結ぶ3ケタ国道。滋賀県〜京都府〜大阪府を結ぶ国道で、道的にも名神高速道路ならびにR1とR24を京都市街を通らずにショートカットするので交通量は多い。そのため、道の整備が進みあちこちにBPなどが登場してはいるが、一部では未整備区間が残っている。

 近年、京都府と大阪府との境付近では著しい開発が進み、それに伴い道はかなり整備・改良されている。最後に残っているのは京都府と滋賀県との境ぐらいだが、こちらも整備・改良は進んでいる。

 旧道はあちこちにあるようですが、裏白峠の旧道のみ走っています。

【左写真:裏白峠を越えるR307裏白BPの裏白TN(京都府側抗口)】

走行日:各項参照

走行方向:各項参照

レポート:各項参照

国道307号線旧道

裏白峠旧道

国道307号線旧道

【裏白峠旧道】

 裏白(うらじろ)峠は滋賀県と京都府の間にある峠で、この峠を越えるR307は1.5〜狭い2車線幅のクネクネと曲がりくねった狭路であり、また勾配のある狭路坂道であったことから、トラックなどが多く走るR307裏白峠区間は頻繁に渋滞していた。冬期も路面凍結・積雪などがあるなど、R307最大の難所であった。

 その状態を解消すべく1992年(平4年)より工事が開始されたのがR307裏白BP。滋賀県甲賀郡信楽町朝宮〜裏白峠〜京都府綴喜郡宇治田原町に至る全長約4.5kmのBPである。このうち、滋賀県側の全区間(約2.5km)と京都府側の600mの区間が、2000年(平12年)12月20日に部分供用が開始され、峠を越える区間は旧道となった。

 R307裏白BPは、京都府側の残る約1.4kmの区間が引き続き建設中である。

裏白峠旧道(その1)

【滋賀県側旧道分岐点〜R307裏白BP交差点】

記述方向:滋賀県→京都府方向

 裏白峠のR307旧道の滋賀県側分岐点となるのは、峠の滋賀県側麓にある協和ゴフルクラブ入口付近となる。正式にはR307裏白BPの起点は、信楽町朝宮のR422との分岐点付近となるのだが、そこからGC入り口付近までは旧道らしい道はなかった(拡幅・改良された?)ので、走行可能な旧道はここから始まることになる。

 高規格道路のR307裏白BPから分岐した旧道は、1.5〜狭い2車線幅の狭路でBPと平行して進んで行く。緩やかな勾配のある坂道を400mほど進むと茶畑の中を進むようになる。茶畑の中で右カーブをクリアすると、ほどなくしてR307裏白BPと交差する。滋賀県側分岐点から約600mである。ここまでは茶畑の中を通る農作業用のための道となって余生を送っている。

1.協和GC入口付近が裏白峠旧道分岐点。

  左に別れる道からすぐに右に分岐するの

  が旧道。(R307彦根市方向より撮影)

2.旧道は茶畑の中を通る1.5〜狭い2車線

  道。通る車はほとんどなくなり、静かに余

  生を送っている。

3.写真2のカーブを曲がると、R307裏白BP

  と交差する。写真右が裏白TN方向。

  (京都府→滋賀県方向を撮影)

裏白峠旧道(その2)

【R307裏白BP交差点〜裏白峠(府県境)】

記述方向:滋賀県→京都府方向

 R307裏白BP交差点を過ぎると、旧道はやや広い2車線道となる。しかし2車線道は長続きせず、緩やかな勾配の坂道を上ると狭い2車線幅の狭路となり、いきなり鬱蒼とした山中へと入って行く。狭い2車線道に幅員が狭くなる地点を境に路肩やセンターラインの白線はなくなっていた。幅員が狭くなる付近には、ゲートが置かれていたが路肩に動かされていた。もしかしたら裏白峠の旧道は廃道となったのかも知れない。

 さて、旧道を進んで行く。道は狭い2車線幅のまま。路面にはかすかにセンターラインらしき白線の跡がある箇所もあった。走った時は旧道となってから2年半ほどが経過していたが、すでに路肩からかなりの部分までが落ち葉や枯れ枝などで覆われており、一部区間ではアスファルトが見えているのはわずか1車線分ぐらいという有様。また舗装も一部荒れている箇所も出始めていた。

 交差点から1kmほど進むと急カーブが現れる。この先、いくつか見通しの悪いカーブをいくつか曲がることになる。現役時代に1度走ったことがあったが、このカーブをゆっくり走る大型トラックにイラついた記憶がある。しかし今ではすれ違う車すらない静かな山中の道となっていた。

 R307裏白BP交差点から約2.4km付近から勾配は少し急になる。やがて裏白BPへの連絡道路(工事用道路?)が分岐し、200mほど急勾配の1.5車線狭路坂道を上ると滋賀県・京都府の府県境である裏白峠に到着した。旧道の滋賀県側分岐点から約3.3kmである。

4.R307裏白BP交差点から峠方向を見る。

  広い2車線道となる。路面のペイントが

  かつての栄光を物語っている。

5.やがて狭い2車線道となり鬱蒼とした山

  中へと入って行く。路肩にゲートがあった

  ので、廃道になったのかも知れない。

6.鬱蒼とした山中を進んで行く。センターライ

  ンのない(消えた?)狭い2車線道を進んで

  行く。

 

 

7.右に分岐するのがBPへの連絡道路。旧

  道は左の狭路坂道を進んで行く。

   

裏白峠旧道(その3)

【裏白峠(府県境)〜京都府側旧道分岐点】

記述方向:滋賀県→京都府方向

 裏白BPの建設によって裏白峠の景色は大きく変わってしまった。峠付近を大きく掘り下げてBPを通したため、昔のような鬱蒼とした峠ではなくなってしまった。旧道からは足下を通るR307裏白BPを見下ろすことが出来るようになっている。

 峠を越えると京都府宇治田原町に入る。昔は鬱蒼とした道だったが、今では明るい道となっている。狭い2車線道の見通しの良い緩やかな勾配の坂道が続く。800mほど進むとR307裏白BPと接するが、ガードレールが設置されており、旧道からは直接R307BPに入ることは出来ない。旧道はr283(府道奥山田射場線)につくように作り替えられており、旧道を走ってきた場合は県道に入ってR307に入るように誘導されている。

 この地点まで滋賀県側旧道分岐点からは約4kmとなる。2003年9月時点で、R307裏白BPの京都府側の区間は建設中となっている。将来、裏白BPが全区間供用開始された場合、この地点(r283交差点)から2kmほど城陽市寄りまでの、現在はR307となっている区間も旧道となるものと予想される。

8.裏白峠に到着。バイクの左側に付近に『京

  都府』の標識があった。

9.旧道の右側は掘り崩されてしまった。かつ

  ての峠の面影はない。

10.緩やかな坂道を下るとR307と合流する

  が、一度府道に出ないといけない。

☆★☆ 国道307号線旧道 ☆★☆

【裏白峠旧道】

 枯葉や落ち葉などが積もっていたりしましたが、R307裏白峠旧道はどうにか通行することができました。旧道入口付近には簡単に動かすことの出来る鉄パイプ製のゲートがあったので、旧道は廃道となったのでしょうか?旧道の多くに見られる不法投棄を防止するために、今では頑丈なゲートが設置されて通行不可能となっているかも知れません。

 R307裏白峠は現役時代に一度走ったことがあります。このときは通行量の多い狭路の峠道で、前を走るトラックでうんざりした記憶があります。それ以来走ることはないまま旧道となってしまいました。

 冬期は路面凍結・積雪のある区間です。また短いとはいえ山中を通る区間なので、大雨の時は崖崩れなどに注意が必要です。冬期、大雨の時は走らない方がいいでしょう。

 【走行DATA】 

裏白峠旧道

滋賀県側旧道分岐点〜R307裏白BP交差点

【京都府→滋賀県方向で走行】

2003年6月28日

R307裏白BP交差点〜京都府側旧道分岐点

【滋賀県→京都府方向で走行】

2002年6月28日

【R307旧道終わり】

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