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◆Update:平成23年(2011年)5月30日 |
国道477号線旧道 |
■殿谷道路旧道 ■馬ヶ背バイパス旧道 |
◆国道477号線殿谷道路旧道 |
R477殿谷道路は、R372〜R9の間にある殿谷峠を越える狭路のバイパス道路として、平成9年(1997年)度から事業化された。総延長約3400mのバイパス道路で、既存道路の改良・拡幅と新トンネルなどにより整備されることになった。 平成11年(1999年)度に工事に着手してからは順調に建設が進んだようで、平成17年(2005年)11月20日に殿谷峠下の新世紀第二トンネル(L=443m)を含む園部町殿谷〜口人間の1330mの区間が開通。前後の道路整備も進み、平成18年(2006年)11月17日には、R372との分岐点付近の本梅川を渡る約400mの区間が開通している。 これによりR372〜r454(府道竹井室河原線)の間が整備された2車線道路となり、区間中に2区間旧道が生じている。 |
■国道477号線旧道【南丹市園部町若森地区】 ■国道477号線旧道【殿谷峠旧道】 |
>>Update H23(2011).05.30 |
○国道477号線旧道 【南丹市園部町若森地区】 |
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■園部町若森地区旧道【現役国道時代 】 |
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【レポートはR372→R9方向です。】 |
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平成18年(2006年)11月の殿谷道路開通前の分岐点は、現在のR372・R477分岐点から800mほど亀岡市寄りの南丹市園部町(旧:船井郡園部町)若森の交差点であった。 交差点を右折すると本梅川を渡り、平坦な1.5車線の狭路となる。数軒の民家の前を過ぎると鬱蒼とした林の中を進む狭い2車線道となり、1kmほどで林を抜けると2車線道となり、園部町殿谷地区へ至っていた。 |
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<<写真はすべて平成12年(2000年)00月撮影>> |
■園部町若森地区旧道【園部町殿谷〜園部町若森】 |
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【レポートはR9→R372方向です。】 |
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平成18年(2006年)11月に殿谷道路の本梅川を渡る区間が供用開始となり、本梅川北側を進む区間は国道指定を解除されて旧道となった。@管理人は約2年後の平成20年(2008年)11月にR477を走る機会があり、R9に出る時に立ち寄ってみた。 道沿いに民家が数軒あるのと、園部町若森と殿谷の町を結ぶ生活道路ということもあり、現役道路として通行可能であった。どうやら南丹市市道に格下げされたようだ。 国道指定を解除されて旧道となった際、園部町殿谷側の旧道分岐点は改良さ |
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れ、旧道がR477バイパスにT字形に接するような形になった。それ以外は現役時代のままとなっており、1.5〜狭い2車線道が続いている。南側分岐点となる園部町若森の交差点近くにあったR477国道標識は、旧道となってから2年ほど経過しても残っていた。(後撤去されている。) 現役時代とほとんど変わらない状況であった。 |
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<<写真はすべて平成20年(2008年)11月撮影>> |
■園部町若森地区旧道【園部町若森〜亀岡市市町】 |
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【レポートはR9→R372方向です。】 |
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現在のR372は平成6年(1994年)3月に開通したR372亀岡園部道路というバイパスで、それ以前のR372は西側を進む1.5〜狭い2車線道であった。R477は平成5年(1993年)4月に誕生しているが、誕生してから1年ほどの間は、南丹市園部町若森の現R372との旧交差点から亀岡市東本梅町までの町中までの道路はR477であったと思われる。 写真8の南丹市園部町若森にあるR372・R477旧交差点を南に向かうと、センターラインのある2車線道で園部町若森地区の集落に入る。道はすぐにT字交差点に突き当たるのだが、左折(亀岡市方向)を見ると国道標識か府道標識を取り外しただけの支柱が立っているので、ここは左折していたと判断。そのまま1.5車線狭路を進んで行く。やがて園部町南大谷の町中を進むようになるが、気が付けば亀岡市に入りセンターラインのある2車線道になる。 園部町若森のR372・R477旧交差点から約1.2kmで亀岡市東本梅町赤熊に至る。ここでT字交差点に再び突き当たる。この交差点には案内標識が残っており、交差点を右折して南に向かう。そして300mほど進むとR372亀岡園部バイパス旧道との交差点に至る。 この区間内には、国道か府道標識が設置されていたであろう支柱が数本残っている。また案内の青標識も数枚残っている。 案内標識もよく見るとヘキサの上にシールを貼っているのもあった。もしかしたら国道指定されることなく、京都府道のままで後に府道から市道か町道に降格されたのかもしれない。 |
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<<写真はすべて平成20年(2008年)11月撮影>> |
■園部町若森地区旧道【園部町若森 /平成21年】 |
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次に訪れたのが平成21年(2009年)11月。前回走行から約1年ぶりの訪問である。道路状態はほとんど変わりが無く、整備されるこもないまま生活道路になっている。おそらく市道となっているのだる。 変化といえば、若森のR372・R477旧交差点近くにあった標識。以前はR477国道標識が設置されていたのだが、ついに撤去されてしまい、『園部町若森』と書かれた地名標識だけ設置されているだけとなっている。 |
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<<写真はすべて平成21年(2009年)10月撮影>> |
○国道477号線旧道 【殿谷峠】 |
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【レポートはR372→R9方向です。】 |
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■現役国道時代 |
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船井郡園部町殿谷と園部町口人(くちうと)の間にあるのが殿谷峠。新世紀第二トンネルが開通するまでは、R477は峠を越えていた。殿谷の集落を抜けると1.5車線狭路坂道となりいくつかのカーブを曲がりながら進むと殿谷峠に至る。峠を越えてからは少し急な坂道となり、ヘアピンカーブを1箇所曲がると緩やかな狭路坂道となって口人のr454(府道竹井室河原線)との交差点に向かっていた。 鬱蒼とした山間を通っていたことから、冬期は路面凍結・積雪のある区間で冬期通行止めになることもあったそうだ。 |
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<<写真はすべて平成10年(1998年)11月撮影>> |
■殿谷峠旧道【平成18年(2006年)レポ】 |
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平成17年(2005年)11月に殿谷峠下に建設されていた新世紀第二トンネル(L=443m)を含むバイパス道路(L=1330m)が開通した。これにより殿谷峠を越えていた狭路は国道指定を解除されて旧道となった。@管理人は開通半年後の平成18年(2006年)5月に殿谷峠旧道を訪れた。当時はまだ閉鎖される前で、旧道北側分岐点から進入可能だった。 なので、北側分岐点から入り、いったん峠を越えて南側分岐点まで走ってから北上している。 南側(殿谷側)分岐点付近は、バイパス道路建設でかなり変わっていたが、1.5車線狭路を上ると杉林の中を行くカーブが続く狭路となった。現役時代とほとんと変わっていないようだ。カーブをいくつか曲がって進んで行くと殿谷峠に到着。土砂崩れがあったようで路面には土砂が積もった跡があった。 この付近の山の斜面は脆いのだろうか?峠南側では防災工事が行われていた。 |
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峠を越えると下りの1.5車線坂道を下る。しばらく進むと急カーブに至る。この付近にある2枚のR477国道標識が健在だったのは意外だった。通行止めになってからは撤去されたのだろう。 急カーブを過ぎてからは緩やかな勾配の坂道を下る。以前(平成10年)に走った時は鬱蒼として薄愚暗かったが、防災工事か何かで杉を伐採したため明るい場所となり、かなり印象が変わってしまった。 坂をしばらく下ると新世紀第二トンネル北側抗口前の北側分岐点に到着。距離にして約1kmの旧道だった。 |
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<<写真はすべて平成18年(2006年)5月撮影>> |
■殿谷峠旧道【その後・・・】 |
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その後の殿谷峠旧道であるが、平成20年(2008年)11月に現地を訪れたところ、旧道入口には頑丈なフェンスゲートが設置されてしまい通行不可能となっていた。京都府は 、沿道に民家などがなければ旧道入口を封鎖して通行できなくする方針の模様。R477殿谷峠旧道も例外ではなかったようだ。家電や車の不法投棄・廃棄の防止ということからだろう。 旧道の道路状態は一切不明となっているが、ちらりと見た限りではそう荒れてはいない模様。おそらく撤去されたと思うのだが、急カーブにあった国道標識のその後が気にかかる。 |
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<<MEMO>> |
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■概況・交通量など 【若森地区旧道】 R477誕生時はR372〜R372旧道までの間も国道指定されていたと思われますが、資料がなくルートは不明です。残っている標識などから判断していますが、間違いあればお知らせください。m(_ _)m R372〜R477殿谷道路までの間は地区の生活道路として余生を送っています。若森地区〜殿谷地区を移動する場合は、いったんR372に出てR477殿谷道路に入るよりは早いのか旧道を走る地元車が多く、交通量は意外とあったりします。今は市道になっているのでしょう。 【殿谷峠旧道】 新世紀第二トンネルの開通で旧道となり、後に一般車通行不可能な旧道になりました。走行したのは閉鎖される直前のことだったと思います。今は頑丈なフェンスゲートで閉鎖されています。京都府は旧道となった道路は通行できなくする方針のようで、 R477も例外なくこの適応を受けています。不法投棄防止ということもありますが、災害対策からも通行止めにしたようです。 ■注意点 若森地区旧道は生活道路になっているので、走行には注意してください。 |
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●走行DATA |
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園部町若森地区旧道 現役国道時代>>走行日:平成10年(1998年)11月4日/平成13年(2001年)9月29日/平成18年(2006年)5月21日/他 旧道後>>走行日:平成20年(2008年)11月 13日/平成21年(2009年)10月15日/他 |
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殿谷峠旧道 現役国道時代>>走行日:平成10年(1998年)11月4日 旧道後>>走行日:平成18年(2006年)5月21日 |
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【合併情報】 ●平成18年(2006年)1月1日付けで、京都府北桑田郡美山町、船井郡園部町、船井郡八木町、船井郡日吉町の4町が対等合併して『京都府南丹市』に なりました。各町はそれぞれ『南丹市美山町』『南丹市園部町』『南丹市八木町』『南丹市日吉町』となりました。 |
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【殿谷道路旧道終わり】 |
京都市右京区京北(旧:北桑田郡京北町)周山町と京北柏原町の間にあるのが馬ヶ瀬峠と呼ばれる峠。京北周山町(R162)側は急勾配・急カーブの2車線坂道が連続する区間であるが、峠を越えると整備されたカーブの少ない2車線坂道となって京北柏原町に下って行く。 現在のR477のうち、峠西側(京北柏原町側)の道路はR477馬ヶ瀬バイパス(L=1400m)として建設されたバイパス道路で、平成13年(2001年)12月21日に供用開始となった。それまでは急勾配・急カーブが連続する狭い2車線坂道で、鬱蒼とした薄暗い場所を進んでいた。 通行上のネックになる峠道であり、冬期は路面凍結・積雪のある峠道で通行に支障をきたすこともあったようでバイパスが建設されたようだ。 |
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京都府内の旧国道・旧府道は旧道となると通行止めになることが多いのだが、馬ヶ瀬バイパス旧道は沿道に民家が1軒だけあることから通行止めにならずに済んでいるようで、平成21年(2009年)10月時点では通り抜け可能であった。 路面状態を見る限りでは、旧道になってからは通り抜ける車輌は皆無に近い状態になったようだ。整備もほとんどされておらず、いずれは民家の先付近から 峠まで通行止めになるのかもしれない。 |
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>>Update H23(2011).05.30 |
○国道477号線旧道 【馬ヶ背バイパス旧道】 |
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@管理人の走行記録や撮影写真などを見ると、馬ヶ背バイパス旧道が現役国道時代だった平成13年(2001年)12月以前は2回しか走っていない。峠と峠東側(R162側)で撮影した写真しかなく、肝心の現旧道となる区間では撮影しておらず写真が1枚もない。(^^;) バイパスが開通してからは旧道の存在を確認してはいたが、もっぱらバイパス道路を走行。旧道を走ったのは、バイパス開通後8年近くが経過した平成21年(2009年)10月が初めてであった。なので現役国道時代の写真はなく、旧道となってからの写真のみ となっている。m(_ _)m |
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【レポートは R162→R9方向(東→西方向)です。】 |
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馬ヶ背峠旧道の東側(R162寄り)の分岐点は馬ヶ背峠近く。R162から来ると、現R477となるバイパス道路が右にカーブする付近で分岐するのが旧道。平成21年(2009年)10月時点はゲートなどは設けられておらず進入可能だったので、ZRX11 00で入ってみた。馬ヶ背峠旧道を走るのは、現役国道時代末期の平成13年(2001年)9月にR162に向けて走った時以来となる。 旧道は狭い2車線幅の坂道となって下って行く。見通しの悪いカーブが続く坂道が続く。旧道になって8年近く経過しており、路肩から落ち葉などが積もって徐々に浸食してきており、場所によってはアスファルト路面が1.5車線分しかない区間もある。日当たりの悪い場所では路面にコケが生えていたり、土砂崩れで流れ込んだ土砂や流されてきた木が放置されたままの場所ある。走る車はほとんどないのだろう。整備されないまま廃道になりつつあった。 峠の分岐点から800mほど進むとヘアピンカーブがある。このカーブをクリアすると緩やかな狭い2車線幅の坂道となる。ほどなくして民家の前を通り過ぎると西谷橋を渡ってR477現道である馬ヶ背バイパスに至る。距離にして約1.2kmの旧道であった。 |
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<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>> |
<<MEMO>> |
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■概況・交通量など バイパスが開通して旧道となった国道・府道は通行止めになることが多い京都府ですが、馬ヶ背峠旧道は沿道に民家があることから通行止めにはなっていないようです。走ったのは平成21年(2009年)9月のことなので、その時点では走行可能でした。今はどうなっているのか不明です。 路面状態はかなり悪い道です。峠〜民家の間は走る車も皆無なようで、荒れたまま放置されています。いずれは民家の先付近にゲートが設置されて通行不可能になるかもしれません。 ■注意点 走る方はまずいないでしょうが、悪天候時や悪天候後、冬期は走らない方がよいでしょう。対向車はありませんが、ないとは限りません。対向車には一応注意して走りましょう。 |
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●走行DATA |
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馬ヶ背バイパス旧道 【R162→R9方向を走行】 >>走行日:平成21年(2009年)10月15日 |
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【合併情報】 ●平成17年(2005年)4月1日付けで、京都府北桑田郡京北町は京都市右京区に編入して『京都府京都市右京区京北』になりました。 |
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【馬ヶ背峠バイパス旧道終わり】 |
国道477号線旧道【終】 |