国道480号線旧道

●概況

 国道480号線は大阪府和泉市と和歌山県有田市を結ぶ3ケタ国道。山中などでは未整備の狭路区間が多い国道だったが、近年はバイパス建設工事が進んで、あちこちに旧道が登場している。

 

 

●取材DATA

>>走行日:各項参照

>>走行方向:各項参照

>>レポート記述方向:各項参照

◆Update:平成22年(2010年)7月4日

>>R450〜R507旧道に戻る

国道480号線旧道

梨子ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)

梨子ノ木バイパス旧道梨子ノ木峠旧道 )

三田バイパス旧道

須谷バイパス旧道

◆国道480号線梨子ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)

 国道480号線梨子ノ木バイパスは、和歌山県伊都郡かつらぎ町志賀〜伊都郡高野町花坂間に建設されているバイパス道路。もともとは、かつらぎ町志賀地区の『志賀バイパス』と、梨子ノ木峠を貫く志賀高野山トンネルを含む『梨子ノ木バイパス』という別々の事業であったが、平成13年(2001年)頃に事業が統合されて『国道480号線梨子ノ木バイパス』となった。

 このうち、梨子ノ木峠を貫く志賀高野山トンネルを含む区間(L=1200m:元々の梨子ノ木バイパス区間)が平成19年(2007年

)3月18日に開通。旧志賀バイパス区間のうち、r3(県道かつらぎ桃山線)交点付近の区間(L=522m)が平成20年(2008年)1

2月25日に開通。バイパスの南北端の区間が開通しているが、中央付近の志賀バイパスの一部が事業中となっている。

■国道480号線梨子ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)【現役国道時代】

国道480号線梨子ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)【平成21年(2009年)レポート】

国道480号線梨子ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)【平成22年(2010年)レポート】

>>Update H22(2010).07.04

○国道480号線梨子ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)

  【現役国道時代】

■定点撮影

 r3(県道かつらぎ桃山線)交差点付近は、R480国道標識があったことから撮影ポイントとなっていた。R480走行時は定期的に同地点で定点撮影をしていたと書けば格好良いが、たまたま撮影していたに過ぎない。バイパスの高架橋が姿を現してから定点撮影し始めたというのが本当のところ。(^^;)

 高架橋を建設してから、高架橋北側の山を切り開いて作業道(→バイパス道路)を建設していったように記憶している。高架橋南側の盛り土区間が最後に完成している。他の写真も撮影したように思うのだが見あたらないので、探してあれば掲載します。

1.平成13年(2001年)6月撮影。バイパス高架橋

  の姿すらない。

2.平成17年(2005年)11月撮影。現道をオーバ

  ーパスする高架橋が現れた。

3.平成18年(2006年)5月撮影。着々と工事が進

  んでいる。

4.平成18年(2006年)11月撮影。半年ほどで盛

  り土区間が姿を現した。

5.平成19年(2007年)4月撮影。梨ノ木峠にトン

  ネルが開通した直後。まだ建設中だった。

6.平成20年(2008年)12月撮影。バイパス供用直

  前の頃。舗装も線引きも終わっていた。

●走行DATA

R480号線梨子ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)

現役国道時代

【R24→R370方向を走行】

>>走行日:平13年(2001年)6月2日/平17年(2005年)11月8日/平18年(2006年)5月25日・11月2日/

平成19年(2007年)4月12日/平20年(2008年)12月 4日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

国道480号線梨子ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)

  【平成21年(2009年)レポート】

 r3(県道かつらぎ桃山線)交差点付近のバイパスが開通したのは平成20年(2008年)12月末。@管理人が現地を訪れたのは開通約半年後の平成21年(2009年)6月中旬であった。開通したバイパス道路と旧道の走行が目的である。当時はまだ旧道側の整備工事が行われていたので、今では姿が変わっていると思われる。

【レポート はR24→R370方向(北→南方向)です。】

 R480の市峠を下り終えた付近でバイパス旧道が分岐する。もともと右カーブがあった付近からバイパス道路が分岐している。旧道はセンターラインのある2車線道のまま分岐する。大きな左カーブを曲がると、r3(県道かつらぎ桃山線)との交差点に至る。交差点を左に向かうと正面にバイパスの高架橋が見える。その手前で1.5車線道となり、川沿いを進む平坦な狭路となる。川を挟んだ向かい側にバイパス道路を見ながら進み、ほどなくしてR480現道のほたる橋南詰で合流する。

1.旧道分岐点手前に旧道が断片的に残る。

  改良前はカーブがあった場所だった。

2.北側旧道分岐点。右に向かうのが旧道。

  分岐点付近は改良されている。

3.r3交差点まではセンターラインのある2車線道

  となる。R480国道標識が残っていた。

4.緩い勾配の2車線坂道を下るとr3交差点に

  至る。R480へは左に向かう。

5.r3交差点近くの撮影ポイント。あまり変化は

  ない。

6.高架橋を過ぎると平坦な狭路となる。ローカル

  道区間。

 

 

7.現道のほたる橋南詰で現道と合流する。

  もともとは歩道の辺りが車道だった。

 

 

<<写真はすべて平成21年(2009年)6月撮影>>

◆平成21年(2009年)レポート終わり

○国道480号線梨ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)

  平成22年(2010年)レポート

【レポート はR24→R370方向(北→南方向)です。】

 R480の市峠を下り終えた付近でバイパス旧道が分岐しているが、もともと右カーブがあった場所で、カーブの途中からバイパス道路が分岐するように線形改良された。昨年6月に走行したときは、 旧道側にカーブの名残があったのだが、改良工事によって直線に改められている。

 旧道のうち、分岐点からr3(県道かつらぎ桃山線)との交差点までの間は国道指定を解除され県道に降格された。交差点にはr3の県道標識が設置され、案内標識もr3で表示されるようになっている。また区間内に2つあったR480国道標識は撤去されてしまった。

 道路状態は変化はなく、1.5〜2車線道が続くローカル道となっている。r3区間はセンターラインのある2車線道で、左カーブを曲がって以前のr3(県道かつらぎ桃山線)との交差点を左に向かうと、バイパスの高架橋手前で1.5車線道となり、川沿いを進む平坦な狭路となる。川を挟んだ向かい側にバイパス道路を見ながら進み、ほどなくしてR480現道のほたる橋南詰で合流する。

1.旧道分岐点はr3分岐点となった。カーブの先

  が分岐点。

2.県道(旧道)分岐点にはr3県道標識が設置

  された。線形も改良されている。

3.r3に入ると2車線道のままだが、R480国道標

  識は撤去された。

4.以前のr3分岐点にある案内標識も、R480の

  表示は消されている。

5.以前のr3分岐点をR370側から撮影。案内標

  識は両方向ともr3に変更されている。

6.定点撮影場所のR480国道標識も撤去された。

  旧道は国道指定を解除されてしまった。

<<写真はすべて平成22年(2010年)6月撮影>>

◆平成22年(2010年)レポート終わり

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R480号線梨子ノ木バイパス旧道の志賀地区旧道です。もともとは『R480志賀バイパス』という別事業のバイパス道路でしたが、統合されて梨子ノ木バイパスの一部になっています。バイパスはこの区間で終わりではなく、志賀地区の別の場所でもバイパス道路 の建設が行われています。いずれは快適な2車線道となるのでしょう。

 旧道は国道指定を解除されてしまいました。案内標識を含めR480の表示は改められています。走っているときは国道標識をいつも見ていたのですが、撤去されてしまうと国道標識がどこに設置されていたのか分からなくなってしまいました。撮影時も、「この辺りだったかな?」と大凡の検討を付けて撮影してました。(^^;) 見慣れているはずなのに、いざ無くなると分からなくなってしまうものですね。

 バイパス旧道ですが、定点撮影は平成22年(2010年)分をもって終了します。今後は定期的に走行して変化があれば写真を掲載します。

●走行DATA

R480号線梨子ノ木バイパス旧道(志賀地区旧道)

【R24→R370方向を走行】

>>走行日:平21年(2009年)6月18日/平22年(2010年)6月3日

【梨子ノ木バイパス(志賀地区旧道)旧道終わり】

国道480号線梨子ノ木バイパス旧道(梨子ノ木峠旧道)

●梨子ノ木峠旧道

 梨子ノ木峠は和歌山県伊都郡かつらぎ町と伊都郡高野町の境にある峠。かつてのR

480は急坂の狭路でこの峠を越えて両町を結んでいた。しかし山中ゆえ大雨時などに

は通行に支障が出るほか、平常においても通行がやや困難な峠道であった。

 それゆえ別ルートでのバイパスが計画され、トンネルを含むR480梨子ノ木バイパス

の建設事業が2003年度に着工。2007年(平19年)3月中旬に開通した。

 これにより峠経由のルートは旧道となり、今では地区の生活道路として余生を送っている。

■国道480号線梨子ノ木峠旧道【概況】

国道480号線梨子ノ木峠旧道【現役時代レポート】

国道480号線梨子ノ木峠旧道【2007年レポート】

国道480号線梨子ノ木峠旧道【平成21年(2009年)レポート】

>>Update H22(2010).06.01

○国道480号線梨子ノ木峠旧道

  【概況】

 R480梨子ノ木バイパスは和歌山県伊都郡かつらぎ町志賀と伊都郡高野町花坂を結ぶバイパスとして計画。バイパス自体の建設は2003年(平15年)度に事業化され工事着手。いろいろとあったが、2006年(平18年)3月中旬に梨子ノ木峠を貫く『梨子ノ木トンネル(仮称)』が貫通。いろいろとあったが、その後も建設工事は順調に進み、翌2007年(平19年)3月中旬にバイパス南部分が先行供用開始となった。

 先行供用開始となったのは、『志賀高野山トンネル』と正式に命名されたトンネル部分(L=1070m)を含む全長1200mの区間。かつらぎ町志賀地区からR370のアクセスが飛躍的に向上している。

 なお、R480梨子ノ木バイパスの残る北側の区間(注1)は引き続き建設中である。

(注意1)この区間はもともとは”R480志賀バイパス”という単独事業だったが、2001年(平13年)頃に梨子ノ木バイパスと事業統合されている。

 

1.2004年10月に撮影したトンネル北側抗口

  の工事現場。(0410)

2.『梨子ノ木トンネル事業化』の看板が立ってい

  た。(0410)

 

○国道480号線梨子ノ木峠旧道

  現役国道時代レポート

【レポートは 伊都郡かつらぎ町→伊都郡高野町方向です。】

 r3(県道かつらぎ桃山線)との交差点を左に向かうと、R480は川沿いの平坦な1.5車線幅の道となる。かつらぎ町志賀地区の集落内からは1.5〜2車線幅が断続する。

 かつらぎ町志賀地区の町中を過ぎるとR480は水田の中を進んで行く。『梨子ノ木トンネル(仮称)』の建設現場手前にある左カーブを曲がると、r109(県道志賀三谷線)の分岐点に至る。この分岐点を右折すると、急勾配の1.5車線幅の狭路坂道となって山中へ入って行く。300mほど急坂を進むとさらに急勾配の『激坂カーブ』を上り、梨子ノ木峠に到着する。峠を越えると和歌山県伊都郡高野町に入る。

 梨子ノ木峠の高野町側も急勾配の坂道だが、カーブは少ないのでかつらぎ町側と比べるとかなり走りやすい。ブラインドカーブが連続する1.5車線幅の道を淡々と走り、梨ノ木峠から約2.5kmでR370と合流する。

1.r109交差点を右折すると狭路・急勾配区間

  に入る。(0203)

2.峠のかつらぎ町側の急坂区間。かなり急な

  坂で難所の一つ。(0204)

3.急坂を上ると高野町との境に到着。ここが梨子

  ノ木峠。(0204)

4.峠を越えて狭路をしばらく走ると高野町花坂

  の集落に出る。(0106)

5.この先でR370と合流する。R480は交差

  点を左折する。(0106)

6.@管理人が撮影した現役時代最後の写真。

   H18年11月に撮影。約4ヶ月後に旧道になる。

<<MEMO>>

 R480は高野山方面に向かう時によく利用している道なので、梨子ノ木峠はかなり走っています。バイクに乗り始めて以来ですから、かれこれ10年以上ですかね。その間、道路状態が大きく変わることはなく、ずっとこのような状態のままでした。

 写真も結構な枚数を撮影していますが、ここでは現役時代のレポをそのまま転載しているので、デジカメ撮影写真を掲載しています。昔もあまり変わっていません。文章は現役時代のレポを修正し掲載。写真は1枚だけ追加しています。

●走行DATA

伊都郡かつらぎ町〜伊都郡高野町

【伊都郡かつらぎ町→伊都郡高野町方向を走行】

>>走行日:2001年6月2日/02年3月16日/02年4月26日/06年11月2日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

○国道480号線梨子ノ木峠旧道

  2007年レポート

【レポートは伊都郡かつらぎ町→伊都郡高野町方向です。】

■和歌山県伊都郡かつらぎ町

 r3(県道かつらぎ桃山線)との交差点を左に向かうと、建設中のR480梨子ノ木バイパス北側の高架橋をくぐる。しばらく川沿いに進むと伊都郡かつらぎ町志賀地区の町中に入る。町中からは既存の道路を拡幅改良しており、バイパス道路と合流してからは一部を除いて2車線道が続いている。やがて志賀高野山トンネルが見えてくる。以前は左カーブとなっていた場所がT字交差点に改良されていた。直進すると志賀高野山トンネルに入るのだが、R480梨子ノ木峠旧道は交差点を左折する。

 交差点からは300mほどr109(県道志賀三谷線)を走る。以前はR480だった区間だが、今は県道に降格された形になった。すぐにかつてのR480とr109の交差点に到着。案内標識のR480は消されてr109になっていた。この交差点に、以前はR480国道標識が設置されていたのだが、今は撤去されて支柱と地名標識だけが残っている。国道指定が解除されたのだ。

 交差点からは1.5〜狭い2車線幅の坂道を進んで行く。旧道となってから一ヶ月ほどしか経過していないので、路面は現役時代とさして変わらない。しばらく進むと急坂・急カーブが現れる。道幅は狭い2車線道ぐらいあるので車でもクリアするのは問題ない幅だが、対向車があると少し厄介になる。

 急カーブをクリアしてから少し進むと、梨子ノ木峠北側のS字急坂に到着した。峠まで400mほどなのだが、その間にかなりの標高を稼ぐ。なので必然的に坂の勾配はきつくなるのだ。見通しの悪いS字急坂を上りきると梨子ノ木峠に到着。R480分岐点から約1.7kmであった。

1.この先が志賀高野山トンネル。その手前でr

  109が分岐する。そこが旧道分岐点。

2.以前のR480・r109交差点を峠側から見る。

  R480へは左に向かう。

3.写真2の案内標識。R480が消されてr109に

  なっていた。

4.交差点にあったR480国道標識は撤去され

  ていた。国道指定は解除されたようだ。

5.しばらくは狭い2車線幅の坂道が続く。見通し

  は良い。

6.やがて最初の急カーブが現れる。この先、急坂

  が続く。

 

7.峠北側のS字急カーブに到着。峠区間最大の

  難所。

8.坂を上りきると梨子ノ木峠に到着。ここからは

  伊都郡高野町に入る。

 

<<写真はすべて平成19年(2007年)4月撮影>>

■和歌山県伊都郡高野町

 梨子ノ木峠を越えると伊都郡高野町に入る。峠の南側はやや見通しが悪いものの、やや急勾配のダラダラした坂道が続く。

峠南側は資材置き場のような場所になっている。しばらく行くと町道と合流。そこからはポツポツと農家が見えてくる。道は1.5〜狭い2車線道のままで川沿いに走るようになる。

 数カ所見通しの悪い急カーブがあるが、おおむね走りやすい道が続く。峠から1kmほどで花坂地区の集落に入ると、ほどなくしてR370との合流点に到着する。峠から約1.7kmである。

9.峠からはダラダラした坂道が続く。一部見通し

  の悪い箇所もある。

10.花坂集落に到着。この先でR370と合流す

  る。

11.ここにあった国道標識も撤去されてしまい、地

  名標識のみが残っていた。

 

12.R370との合流交差点に到着。「やきもち」

  の店が目印。

13.R370海南側から旧道分岐点を撮影。

  標識のR480は消されていた。

 

<<写真はすべて平成19年(2007年)4月撮影>>

◆平成19年(2007年)レポート終わり

○国道480号線梨子ノ木峠旧道

  平成21年(2009年)レポート

【レポートは伊都郡かつらぎ町→伊都郡高野町方向です。】

 前回走行後、何度か志賀高野山トンネルを走っているが梨ノ木峠旧道は走っていなかった。今回は約2年ぶりの走行となる。

峠前後の路肩の落ち葉が広がっているぐらいで、道路状態はあまり変化はない。沿道に集落があるため整備はされているようだ。

1.北側分岐点付近はr109となった。ヘキサ標

  識がある。向こうの橋の道路は現道。

2.r109分岐交差点。国道標識はなくなった。

  狭路が峠に向かって続いている。

3.急坂・急カーブの狭路坂道を上ると峠に到着。

  峠付近の路肩には落ち葉などが積もっている。

 

4.花坂集落に下りてくる。道路整備促進の看板

  が残っている。

5.地名標識だけが残る。かつてはR480国道標

  識があった。

 

<<写真はすべて平成21年(2009年)6月撮影>>

◆平成21年(2009年)レポート終わり

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R480梨子ノ木バイパスが部分供用開始となったのが2007年(平19年)3月18日。@管理人が旧道となった梨子ノ木峠区間を走ったのは4月12日なので、旧道になってからほぼ1ヶ月後の走行となりました。なので道路状態などは現役時代とほとんどかわっておらず、道路が荒れることもなく走りやすい状態でした。道路自体は高野町花坂地区の生活道路にもなっているため路面状態は良好です。

 交通量は激減しました。走っているのは地元車ぐらいでしょう。

■ガソリンスタンド

 かつらぎ町志賀地区に1軒あるだけです。峠区間と高野町花坂地区にGSはありません。

■アドバイス

 峠北側の区間は対向車に注意して下さい。また急坂・急カーブが続くので、初心者の方はゆっくりと走ることをお勧めします。

自転車の場合は体力・時間に余裕を持って走って下さい。

■注意点

 大雨時など悪天候時の走行は要注意です。また冬期は路面凍結があるので、冬期の走行も要注意です。

●走行DATA

梨子ノ木峠旧道

【伊都郡かつらぎ町→伊都郡高野町方向を走行】

>>走行日:平19年(2007年)年4月12日/平21年(2009年)6月18日

【梨子ノ木バイパス旧道(梨子ノ木峠旧道)終わり】

国道480号線 三田バイパス旧道

●三田バイパス旧道

 R480号線三田(みた)バイパスは、有田郡清水町(現:有田郡有田川町)三田地区にあるR480の狭路区間を改良するために建設された。トンネルと2本の橋からなる約12

00mのバイパスで、2006年(平18年)11月に供用開始となった。

 これにより有田川に沿って進んで、”あらぎ島”を見下ろすように通っていたルートは旧道となり、地区の生活道路となって余生を送っている。

 

 

■国道480号線三田バイパス旧道【概況】

■国道480号線三田バイパス旧道【2007年レポート】

>>Update 2008.02.14

○国道R480号線三田バイパス旧道

  【概況】

 R480三田(みた)バイパスは和歌山県有田郡清水町(現:有田郡有田川町)三田地区に建設された高規格道路。有田川にそって大きく周りながら、かつ急坂を伴う狭路区間を改良するために計画された。トンネルと橋2本からなる全長1232mのバイパスとして1992年(平4年)度に事業化。計測・用地買収など順調に進み、1998年(平10年)度から建設が開始された。

 建設工事も順調に進んでいたかのように見えたが、2004年(平16年)4月に三田1号橋(仮称:現在の小峠橋)において設計ミスが発覚。工事が一時中断となり、再設計を

行ったために完成がずれ込み、供用開始は2006年(平18年)11月17日となった。三田バイパスは、高野町側から小峠橋(L=171m)、蘭(あらぎ)橋(L=145m)、三田トンネル(L=544m)で構成されている。

 バイパスの供与開始により以前のルートは旧道となり、以後も地区の生活道路となって余生を送ることになる。

○国道480号線三田バイパス旧道

  【2007年レポート】

【レポートは有田川町三田→有田川町清水方向(有田市→高野山方向)です。】

 R480三田バイパス旧道の西側分岐点は、有田郡有田川町(旧:有田郡清水町)三田の集落内にある。『あらぎの里』という農産物加工食品の販売所の直前で左に分岐する2車線道が旧道となる。

 R480から分岐すると、すぐに1.5〜狭い2車線道となり集落内を通り抜ける。しばらく行くと勾配のある坂道となり、分岐点から800mほど進むと「あらぎ島展望所」に到着する。この展望所を過ぎると1.5車線幅の下り坂となる。展望所西側よりも勾配はやや急で、カーブが続く。

 やがて有田川支流の川を渡ると、平坦な狭い2車線〜2車線道となる。センターラインも現れるがそれはつかの間で、有田川町清水の小峠地区の集落に入ると狭い2車線道となり、集落を抜けて小峠橋東詰でR480三田バイパスとの東側分岐点に到着する。約1.2kmの旧道だった。

1.旧道西側分岐点。『あらぎの里』の建物が目

  印。左に分岐するのが旧道。

2.分岐すると集落内を通り抜ける。しばらく進む

  と坂道になる。

3 .沿道に民家が建ち並ぶ、1.5〜狭い2車線幅

  の坂道を上って行く。

4.あらぎ島を見下ろす展望台前に到着。ここか

  らは下り坂になる。観光客やアマチュアカメラ

  マンの車で混雑することがある。

5.やや急な坂を下ると川を渡る。東側から来た

  場合は左に向かう。

  (高野山→有田市方向を撮影)

6.少し進むとセンターラインのある2車線道にな

  る。国道標識が残っていた。

  (高野山→有田市方向を撮影)

 

7.清水の小峠地区の集落内に入ると狭くなる。

  集落内を淡々と進んで行く。

8.小峠橋東詰が東側分岐点となる。右に向かう

  のが旧道。(高野山→有田市方向を撮影)

 

◆2007年4月12日走行。写真はすべて同じ日に撮影。

<<MEMO>>

 現役時代は何度か走行しています。旧道になってからは2007年4月に初めて走行しています。

■概況・交通量など

 旧道となってからは交通量は激減し、地区内の生活道路となっています。町道に降格されたのだと思います。現役道路なので路面状態は良好です。

 あらぎ島を見下ろす展望台があるため、土日祝日などは観光客やアマチュアカメラマンの車が走ります。近くに駐車場らしき場所があるのですが、中には展望台前の道路上に路駐する人もいるため、展望台前後では注意してください。稲刈り直前の頃は人が多いです。

■ガソリンスタンド

 ありません。

■アドバイス

 特に問題ないでしょう。

■注意点

 集落内を通ります。歩行者などには要注意です。展望台前後では特に注意して下さい。

●走行DATA

R480三田バイパス旧道

【有田市→高野山方向を走行】

>>走行日:2007年4月12日

【合併情報】

●2006年(平18年)1月1日付けで、和歌山県有田郡吉備町、有田郡金屋町、有田郡清水町の3町が対等合併して『和歌山県有田郡有田川町』になりま

 した。

【三田バイパス旧道終わり】

国道480号線 須谷バイパス旧道

●須谷バイパス旧道

 R480須谷(すがい)バイパスは和歌山県有田郡吉備町(現:有田郡有田川町)田口〜有田市宮原町須谷(すがい)の間に建設されたバイパス。有田市宮原町須谷地区の町中をパスして、JR紀勢本線の南側を通るように建設され、2005年(平17年)8月下旬に供用開始となった。

 

 

■国道号線旧道【2007年レポート】

>>Update 2008.02.14

○国道480号線須谷バイパス旧道

  【2007年レポート】

【レポートは有田市→有田川町方向(起点・終点→起点・終点方向)です。】

 R480須谷バイパスの東側分岐点は、有田市宮原町新町地区にある。現道から分岐する2車線道に入る。緩い左カーブを曲がるとJR紀勢本線の踏切を渡り、有田市宮原町須谷地区に入る。

 町中はセンターラインのない平坦な狭い2〜2車線道で淡々と進んで行く。町が途切れるとミカン畑(?)の中を通るようになり、有田郡有田川町(旧:有田郡吉備町)に入る。

 有田川町に入って狭い2車線道を少し進むと、旧道西側分岐点に到着する。東側分岐点から約1.2kmである。

1.この先が旧道東側分岐点。右に折れる。R48

  0BP有田川町側から撮影。

2.旧道に入ると2車線の左カーブを進む。すぐに

  JR紀勢本線の踏切を越える。

3.宮原町須谷地区の町中に入る。R480国道標

  識が残っていた。

4.町中を過ぎると有田川町に入る。狭い2車線

  道を淡々と進んで行く。

5.やがて旧道西側分岐点に到着。写真右側が

  有田市方面。

6.R480から見た西側分岐点。旧道は右に向か

  う。

◆2007年1月18日走行。写真はすべて同じ日に撮影。

<<MEMO>>

 現役時代は何度か走行しています。旧道になってからは2007年4月に初めて走行しています。

■概況・交通量など

 旧道となってからは交通量は激減し、地区内の生活道路となっています。現役道路なので路面状態は良好です。

 走るのは地元車がほとんどのようです。

■ガソリンスタンド

 ありません。

■アドバイス

 特に問題ないでしょう。

■注意点

 集落内を通ります。歩行者などには要注意です。

●走行DATA

R480須谷バイパス旧道

【有田市→有田側町方向を走行】

>>走行日:2007年4月12日

【合併情報】

●2006年(平18年)1月1日付けで、和歌山県有田郡吉備町、有田郡金屋町、有田郡清水町の3町が対等合併して『和歌山県有田郡有田川町』になりま

 した。

【須谷バイパス旧道終わり】

 

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