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国道309号線旧道(4)

南河内郡河南町〜堺市美原区旧道(文章のみ)

瓜破大橋旧道

○国道309号線旧道

  【南河内郡河南町〜堺市美原区】*写真なし。文章のみ

 R309BPが延長されるにつれて南河内郡河南町〜富田林市〜堺市美原区(旧:南河内郡美原町)内にもR309旧道が誕生している。

>>南河内郡河南町神山(こうやま)〜富田林市本町

 この区間はかつての富田林街道(千早街道の一部)で、後の県道富田林下市線となった道路である。現在はr705(府道富田林五條線)となっている。R309BPが神山まで開通した頃に国道指定を解除されて府道になった。この区間は全区間2車線道の町中を通る府道で交通量は多い。富田林市街では駅近くの本町交差点でR170旧道(東高野街道)と合流する。

 なお、河南町〜千早赤阪村のR309では河南赤坂BPが計画されている。同BPが全通すれば、千早赤阪村森屋を経由する現R309は全区間指定を解除されてr705などの府道に降格されるものと思われる。

>>富田林市〜堺市美原区

 この区間も富田林街道に沿うルートをとる。R309旧道となるのはr35(府道堺富田林線)で、富田林駅近くの交差点から分岐している。ゴルフ場の間などを行くアップダウンのある2車線道で、わずかにローカル国道の面影を残している区間もある。

 r35は美原区平尾でr32(府道美原太子線)と合流してからは北西に進み舟渡南交差点で現R309と交差する。ちなみにr32の先祖は富田林街道(喜志街道)で、平尾で喜志経由で竹内峠に向かっていた。

参考資料>>『千早赤阪村誌』(昭55年刊)、『富田林市史A』(H10年刊)、『富田林市史B』(H16年刊)

【R309南河内郡河南町〜大阪市平野区旧道 終わり】

●瓜破大橋旧道

 大和川に架かるR309瓜破大橋は、1981年(昭56年)に開通した片側2車線の道路橋で、上には阪神高速松原線の高架橋も架かっている。

 1981年以前は瓜破大橋の東側(上流)に架かる高野大橋を通るルートがR309で、現在はr179(府道住吉八尾線)となっている町中を通る2車線道がR309旧道となる。

 高野大橋は1954年(昭29年)5月に架橋。1968年(昭43年)に拡幅され、その後数回の改修を経て現在の姿に落ち着いている。

>>国道309号線瓜破大橋旧道

>>Update 2006.12.23

○国道309号線瓜破大橋旧道

  【大阪府松原市〜大阪市平野区】

【レポートは松原市→大阪市平野区方向(南→北方向)です。】

 R309瓜破大橋旧道の松原市側(南側)分岐点となるのは、阪神高速松原線三宅出入口付近となる。阪神高速からの高架道路がR309と接続する付近で、R309本道に北北東方面から来て斜めに合流する2車線道がある。この道筋がR309旧道である。

 1973年(昭49年)に撮影された国土交通省の空中撮影写真を見ると、この付近で道路が曲がり高野大橋に向かっているのが写っている。この道路がR309(当時)である。当時は瓜破大橋は建設中で姿はなく、三宅出入口付近には大きな工場が建っている。またR309も三宅新道交差点まで4車線道なのに、同交差点から北側はまだ2車線道となっていた。

 場所的には三宅新道交差点の一つ北寄り(大和川寄り)の信号のある交差点付近から北北東に向かっていたようで、今でもその交差点から北北東を見ると2車線道をほぼまっすぐに見ることが出来る。ただ今は真ん中に阪神高速の三宅出入口があるので、北行き(大阪市内行き)車線から旧道に入ることは出来ない。構造上、南行き(富田林市方面行き)車線からしか入ることができなくなっている。

 旧道の松原市側分岐点付近は、三宅出入口がR309の真ん中にあるために本道が側道のようになっている。その側道のようなR309に旧道が合流するようになっている。この付近の北行きは2車線道なのだが、南行きは何故か1車線となっている。そのため旧道から本道に入る車、三宅出口からR309に入る車やトラックで分岐点付近は混雑気味である。

 南行き車線から旧道には入ることが出来る。旧道に入ると2車線道となって北北東に向かって進み出す。300mほど進むとr179(府道住吉八尾線)との交差点に到着。r179は阪神高速の真下を通る4車線ぐらいの広い道幅の道路となっている。こちらのr179はどちらかというとバイパスっぽい。その交差点を過ぎると、2車線道のまま工場の建ち並ぶ町中を進んで行く。

 ほどなくすると大阪市平野区に入る。500mほど進むと坂道を上って高野大橋を渡る。すぐ左側(下流側)には瓜破大橋と阪神高速の姿を見ることが出来る。250mほどの橋を渡ると阪和貨物線を越えて平野区瓜破(うりわり)の町中へ入る。交通量は多く、歩行者や自転車の姿が目立つ。道は完全に町中の生活道路となっている。

 町中を800mほど進むと右側に大型スーパーが見えてくる。ほどなくして瓜破南口交差点に到着。この交差点を左折すると、すぐにR309とR479(大阪内環状線)との瓜破交差点に到着する。瓜破交差点が大阪市側(北側)分岐点となる。

1.瓜破大橋旧道の松原市側分岐点。斜めに

  進む道が旧道。三宅ランプがあるので、ここ

  からは直接入ることはできない。

2.旧道は2車線道。分岐点から北北東に向かっ

  て延びている。この先の高架が阪神高速松

  原線で、その交差点からr179となる。

3.阪神高速松原線を越えて、大和川南岸に広が

  る工場街を行く。見通しの良い2車線道が続く。

  この先が高野大橋。

4.高野大橋。南詰から北を撮影。大和川を渡る

  車道橋としては2代目となる。

5.大和川を渡ると大阪市平野区瓜破の町中を

  進んで行く。

6.瓜破南口交差点付近は渋滞気味。この先を左

  折すると瓜破交差点に至る。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 町中を行く2車線道です。歩行者・自転車などの通行が多いので、走行には注意して下さい。交通量の多い道で、瓜破南口交差点や松原市側旧道分岐点では渋滞気味です。

 旧道はr179からR309へのショートカット路となるため、北→南に向かう車・トラックが多い道です。分岐点付近のR309本道はなぜか1車線で渋滞気味なうえに、三宅ランプから下りてくる車と、その先にある2つの交差点の信号などが加わって、間が悪いと大渋滞が発生します。

■注意点

 R309北行き(大阪市内行き)車線から旧道に入ることはできません。南行き(富田林市行き)車線からしか入ることができないので注意して下さい。

●走行DATA

瓜破大橋旧道

【松原市→大阪市平野区方向を走行】

>>走行日:2006年11月30日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず 何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【R309瓜破大橋旧道 終わり】

 

>>国道309号線旧道 【終わり】

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