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国道424号線は、和歌山県田辺市〜和歌山県那賀郡打田町を結ぶ紀伊半島縦断国道の一つ。険しい紀伊半島の山々を通り抜けて結んでいる。 誕生は1982年(昭57年)4月。それ以前の県道時代から道路の整備・改良工事は行われていたが、整備が飛躍的に進んだのは国道昇格後。美山・金屋BPや甲斐ノ川TN、明神TNなどが次々と完成・供用開始されており、あちこちに旧道が誕生している。2002年末現在でも、R424全区間で整備・改良工事が進められており、全区間が快適な道になるのは時間の問題だろう。 【TOP写真】:橋を渡った所にあるR424国道標識。これは簡単に撮影出来る。(1999年10月撮影) |
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国道424号線旧道 その1 |
R424白馬TN旧道 |
国道424号線旧道 【白馬TN旧道】 |
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1994年(平成6年)5月に、R424美山・金屋バイパスが開通したことにより、それまでR424最大の難所であった和歌山県有田郡金屋町宇井苔〜日高郡美山村弥谷の間は白馬TN(全長1892m)で結ばれるようになった。それまでの宇井峠を越える区間は旧道と化し、走る車も無くなり忘れ去られようとしている。 R424白馬TN旧道は関西屈指の激坂・極狭路。現在ではあまり整備されていないので、荒れている路面が目立つ。 林業関係の方が入山するため、道はまだ作業林道としての役目があり、それなりに整備はされているのは幸いだろう。 道筋的には龍神街道に沿う道だそうで、もしかしたら旧街道をそのまま車道にしただけの峠道なのかも知れない。 |
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和歌山県有田郡金屋町 【和歌山県金屋町宇井苔〜宇井峠】 |
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記述方向:和歌山県金屋町→和歌山県美山村方向 |
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R424旧道 金屋町側分岐付近 |
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白馬TNのR424旧道は、和歌山県金屋町側からの方が分かりやすい。金屋町側のR424旧道分岐点は、道の駅『しらまの里』のすぐ近く。駐車場から金屋町市街方向に1車線幅の橋が見えるのだが、その橋がR424旧道なのだ。正確には、『道の駅』から市街方面に向かって300mほど下った所にある右カーブの途中付近にあるのが旧道分岐点となる。 旧道に入る。旧道は宇井苔の集落内を通る0.8車線幅ぐらいの狭路。道路のすぐ近くにまで民家の軒先が迫っている。集落の南側に現R424が走っているので、こちらは静かな「村の道」となっている。緩やかな坂道となっており、静かに進んで行く。神社の前で右にカーブすると、『道の駅』の西側で現R424と交差。ここまで旧道分岐点から約400mである。R424の2車線道を横切り、修理川を渡る1車線幅の橋を渡る。川を渡った所に1枚目のR424国道標識が立っていた。この道がR424旧道であることは間違いない。 さて、橋を渡るとR424旧道は0.8車線の極狭路のまま、勾配のかなり強い激坂となって一気に山の斜面を駆け上る。初めて来られた方は、橋の南詰で一瞬凍り付くこと間違いない。R424白馬TN旧道は、走るのをためらうような激坂の極狭路から始まる。 |
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R424旧道 R424交点〜宇井峠 |
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激坂はコンクリート舗装の極狭路。路面には落ち葉が積もっており、一部からは草が生え始めている。100mほど進むと杉林の中に入り、同時に路面にはコケが生え始めている。南詰から200mで最初のヘアピンカーブに到着。0.8車線ほどの葛折りとなった急カーブ。鋭角なカーブで車だと間違いなく数回切り返さないと曲がることが出来ない。 旧道は極狭路の急勾配の坂道のまま、薄ぐらい杉林の中を進んで行く。路面にはコケが生えている。しばらくすると杉林が途切れて山の斜面を通るようになる。谷側にはガードレールはなく、運転を誤れば斜面を転がり落ちるのでかなり注意して進まねばならない。足下の遙か下をR424現道が見え、走る車が蟻のように見える。わずかな距離でかなり標高を稼いだことが分かる。 第1ヘアピンカーブから400mほど激坂を上ると第2ヘアピンカーブに到着。ここも葛折り。カーブ自体も急勾配の坂道となっており、車だと第1よりも切り返して進むのが難しい。さらに200mほど坂道を上ると第3ヘアピンカーブに到着する。 第3ヘアピンカーブから先も杉林の中を進む。路面には落石・落ち葉が積もる0.8〜1車線幅の極狭路が続く。鬱蒼とした所では路面にはコケが生えている。所々にある待避帯は元国道の名残だろうか? 急勾配の急カーブを2つほど曲がり、土砂崩れの跡を過ぎると第4ヘアピンカーブに到着。第3ヘアピンカーブから約1.6kmだ。第4ヘアピンカーブを曲がると、その先は薄ぐらい杉林の中に突入。 そのまま杉林の中を進む極狭路の激坂を進んで行き、第4ヘアピンカーブから400mほど進むと杉林は途切れて山の尾根に出る。ここで1.5車線幅のアスファルト道と交差する。広域基幹林道白馬線だ。ここが金屋町と中津村の境である宇井峠である。金屋町側の旧道分岐点から約3.2kmである。 |
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