大阪府道/奈良県道 大阪枚岡奈良線

【府道/県道702号線

起点:大阪府大阪市→終点:奈良県奈良市

●概況

 大阪市と奈良市を結ぶ3桁府県道。暗峠を越える府県道で、大阪市内の一部と峠越えの区間はR308と重複している。

 先に路線指定されたのは府県道の方で、当初は主要地方道であった。R308登場後に一般府県道に降格されている。

●取材DATA

>>走行日:各項参照

>>走行方向:各項参照

>>レポート記述方向:起点→終点

◆Update:2008年11月16日

>>大阪府道に戻る

大阪府道/奈良県道

大阪枚岡奈良線

大阪府大阪市〜大阪府東大阪市

奈良県生駒市〜奈良県奈良市

○大阪府道大阪枚岡奈良線

 【大阪府大阪市〜大阪府東大阪市】

【レポートは 大阪市→東大阪市方向(起点→終点方向)です。】

■大阪市中央区〜大阪市東成区

 r702の起点は大阪市中央区難波の難波交差点。御堂筋(R25)と千日前通との交差点である。難波付近の千日前通は、上を阪神高速道路が走る大阪市内の大幹線道路。阪神高速を中心にして片側 5車線(実質3車線)もの大きな道路で始まり、大阪市街中心部の市街地を東に向かって進んで行く。国立文楽劇場前を過ぎて松屋町筋との交差点を過ぎると、急坂で上町台地を上り谷町筋(r30:府道大阪和泉泉南線)との谷町九丁目交差点に至る。

 近鉄上本町駅前の上町筋との交差点を過ぎると揺るやかな坂を下り、玉造筋との交差点を過ぎて高架駅のJR環状線鶴橋駅を通り過ぎる。玉造筋との交差点からは片側2車線道となる。JR環状線を越えると大阪市東成区に入る。それまでのビジネス街から生活感のある下町の中を通り、平野川を渡って少し進むとR308と今里筋との今里交差点に到着する。

1.R25(御堂筋)から見た難波交差点。逆光で

  見えずらいが、r702と表記されている。

2.阪神高速下の難波交差点がr702起点。

  難波から湊町方向を撮影。

3.難波付近のr702。歩道寄りの2車線がふさが

  っている。

4.松屋町筋との交差点を過ぎると上り坂があ

  る。右の高架は阪神高速高津入口。

5.r702のヘキサ表示のある『千日前通』の標

  識。

6.近鉄上本町駅前を過ぎると中心市街地から離

  れる。

7.片側2車線道となり、JR環状線鶴橋駅をくぐ

  る。

8.東成区の町中を行く。この付近に昔ながらの

  建物があった。

9.この先がR308と今里筋との交差点。r702か

  ら今里筋南行きに右折できない。

<<写真はすべて2008年2月撮影>>

■大阪市東成区〜東大阪市

 今里交差点からはR308と重複する。片側2車線道を1.3kmほど進むとR479(内環状線)との新深江交差点に到着。ここからR308と離れて、今度は上位府道であるr24(府道大阪東大阪線)と重複。しばらくはr702の姿は見えなくなる。r702が単独府道として出てくるのは東大阪市に入ってからで、布施柳通交差点でr24が南に右折してからとなる。

 東大阪市内のr702は2車線道路。車・トラックなどの交通量が多く、また信号も多く渋滞しがちとなる。東に向かって1.5km

ほど進んだ御厨(みくりや)栄町交差点からはr15(府道八尾茨木線)と重複し、東大阪市内を東に向かう。r15との重複区間は意外と長く、r2(府道大阪中央環状線)・r21(府道八尾枚方線)との交差点を越えて”イトーヨーカドー”近くまでの約3kmに及ぶ。英田農協交差点でr15が右折すると再びr702単独区間となる。r21との菱江交差点から片側2車線道となっていたが、r15交差点を過ぎて少し行くと路肩の広い2車線道となる。花園ラグビー場の北側を過ぎて恩地川を過ぎるとR170(大阪外環状線)との新町交差点に到着。この新町交差点を過ぎて600mほど東に進むとR170との箱殿交差点に到着。大阪府内におけるr702単独区間はここで終わる。箱殿交差点からは再びR308と重複。狭路の急坂で暗峠を越えて奈良県生駒市に向かう。

10.R308・r24と重複していたr702は、布施柳

  通交差点から単独府道となる。

11.東大阪市に入ってr702のヘキサ標識が現

  れた。(0312)

12.御厨本町交差点からはr15と重複して東に向

  かう。団子標識が設置されている。

13.ヨーカドー前付近は片側2車線道となってい

  る。この先でr15から別れる。(0312)

14.恩地川を越えるとR170(大阪外環状線)と

  の新町交差点に至る。

15.新町交差点を過ぎる。2車線道で箱殿交差点

  に向かう。暗峠はR308と重複して越える。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2007年12月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 大阪市〜東大阪市の区間。大阪市中心街は東西を結ぶ大幹線道路、大阪市東部からは東大阪市を結ぶ都市連絡道路となっています。交通量の非常に多い道で、東大阪市内の2車線区間では東西とも渋滞が頻繁に起こっています。そのため、一部では拡幅工事が行われています。

■注意点

 路肩を歩く歩行者、すり抜けする原チャリが多いので走行時は注意してください。

●走行DATA

大阪市〜東大阪市町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2003年12月8日/03年12月15日/07年12月6日/08年2月7日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

○奈良県道大阪牧岡奈良線

 【奈良県生駒市〜奈良県奈良市

【レポートは生駒市→奈良市方向(起点→終点方向)です。】

 暗峠を越えて奈良県生駒市に入ったr702は、R308と重複したまま急坂を下る。近鉄生駒線南生駒駅近くからはR168と重複して北に向かう。奈良県内でr702単独区間が現れるのは生駒市の菜畑交差点からとなる。R168から分岐すると、やや狭い2車線道で東に向かう。少し進むと路肩の広い2車線道となり、生駒市道との交差点を過ぎると坂道となって椚(くぬぎ)峠を越えて奈良県奈良市に入る。峠付近には帝塚山大学があるため峠という雰囲気はほとんどない。

 峠を越えて坂を下ると前方にr1(県道奈良大阪線)こと阪奈道路が見えてくる。阪奈道路直前の交差点では、r702は右折して阪奈道路の南側を沿うようにして東に向かう。住宅街の北側を通る阪奈道路の側道のような感じの2車線道を東に進む。やがて信号のある交差点に到着する。

 この交差点はどちらに進んでもr702となる。直進するのはバイパス道路で、交差点を左折して阪奈道路をくぐって北側に向かう1.5車線道が本道であろう。1.5車線道を150mほど進むと富雄川を渡ってr7(県道枚方大和郡山線)との交差点に至る。

 一方、直進する2車線道は急カーブを曲がって富雄川を渡ってr7との交差点に至る。ともに奈良市三碓(みつがらす)地内で、これらr7との交差点がr702終点となる。R168交差点から約4kmである。

1.R168菜畑交差点南側にある標識にr702

  の表示が出てくる。

2.菜畑交差点をr702側から撮影。r702は写真

  左(南側)から来た。

3.奈良県道としてのヘキサ標識が立っている。

  狭い2車線道で町中を行く。

4.市道との交差点を過ぎると坂道となる。

  (r7→R168方向を撮影)

5.生駒市と奈良市との境が椚峠。

  (r7→R168方向を撮影)

6.峠を越える。右側に見えるのは帝塚山大学の

  正門。

7.坂を下った所にある交差点は右折する。

  写真左がR168方面。r7側から撮影。

8.阪奈道路の側道という感じの2車線道を行く。

  (r7→R168方向を撮影)

9.この交差点で2ルートに別れる。左折して阪奈

  道路をくぐるのが本道。直進はバイパス。

10.本道は150mほどでr7に至る。r7から交差

  点を見る。分かりづらいがr702起点標識が立

  っている。

11.写真9の交差点を過ぎると急カーブを描いて

  r7へと向かう。

  (r7→R168方向を撮影)

12.r702バイパスとr7との交差点。向こうに見え

  る高架は阪奈道路。r702は終点付近で2つル

  ートを持つことになる。

<<写真はすべて2007年12月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 奈良県内のr702もほとんどが国道と重複しており、単独区間は4kmほどとなっています。r702は整備された2車線道となっており、走る分にはほとんど問題ないでしょう。

 R308重複区間に一方通行区間があるため、一方向で全区間走破する場合は奈良市→大阪市方向に走る必要があります。

 r702はR168とも重複していますが、R168バイパスが開通しており、将来的に近鉄生駒線に沿って進む2車線道のR168の国道指定が解除されたらr702となるのでしょう。

 ちなみにかつては現在のR308のルートが県道大阪牧岡奈良線(当時は主要地方道)だったとか。かつては奈良市中心部までの県道でしたが、R308が誕生したことにより現在のルートに変更になったとのことです。

■注意点

 交通量の多い道なので走行には注意してください。

●走行DATA

奈良県生駒市〜奈良県奈良市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2007年12月6日

 

>>大阪府道/奈良県道大阪牧岡奈良線 【終わり】

>>大阪府道に戻る