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熊野川本宮道路旧道

●熊野川本宮道路旧道

 田辺市本宮町(旧:東牟婁郡本宮町)大津荷〜新宮市熊野川町(旧:東牟婁郡熊野川町)東敷屋の間は、地質のもろい箇所が多く落石の多い区間でもあった。そのため198

8年(昭63年)度より同区間を迂回するバイパス道路事業が始まり、地質調査・用地買収の後に、2000年(平12年)7月にまずは東敷屋TNの建設から開始。2005年3月には二ッ石TNも完成し、防災工事などの工事を行った後、2006年3月25日に熊野川本宮道路 (L=2.6km)として供用開始された。

 これにより熊野川沿いのルートは旧道となり、熊野川町の東敷屋ならびに西敷屋地区、篠尾(ささび)地区への生活道路として余生を送っている。

 

>>国道168号線熊野川本宮道路旧道

>>Update 2006.12.23

○国道168号線熊野川本宮道路旧道

【レポートは熊野川町→本宮町方向(南→北方向)です。】

 R168熊野川本宮道路旧道の新宮市側分岐点は東敷屋TN新宮市側(南側)抗口前。右に分岐する2車線道が旧道で、R168熊野川本宮道路から離れて熊野川に沿って平坦な2車線道で進んで行く。路面はなんら荒れていることもなく、それまでの区間と同じような路面状態となっている。

 分岐点から1kmほど進むと敷屋大橋南詰に到着。熊野川を渡って対岸の西敷屋地区や篠尾(ささび)地区へ向かう乗用車の姿が目立つ。

 敷屋大橋南詰を過ぎてしばらくするとセンターラインの無い狭い2車線道となる。やがて新宮市熊野川町(旧:東牟婁郡熊野川町)から田辺市本宮町(旧:東牟婁郡本宮町)に入る。ほどなくしてR168国道

標識がある。旧道はまだR168として指定されているようだ。

 本宮町に入ってからも狭い2車線道が続く。この付近は現役国道時代に何度も走っているか、大型車同士の離合で時折流れが詰まったことがある場所であった。それも今は昔で、交通量のほとんどない平坦な道を進んで行く。

 旧道は熊野川に沿って緩い右カーブを描きながら進み、やがて熊野川本宮道路の二ッ石TN田辺市(北側)抗口前で現道と合流する。新宮市側分岐点から約4kmである。

1.新宮市側の旧道分岐点。右に別れるのが旧

  道。左は東敷津TN。

2.現役のR168と変わらない路面が続く。整備

  推進の看板が静かに立っている。

3.左の白いトラス橋が敷屋大橋。

  (本宮町→熊野川町方向を撮影)

4.道はセンターラインのない狭い2車線道とな

  るが、見通しの良い区間が続く。

5.やがて市境に。この先(新宮市方面)にも標

  識がある。(本宮町→熊野川町方向を撮影)

6.旧道となったがまだR168国道標識は設置さ

  れている。

 

7.やがて現R168と合流する。旧道からR168

  へは右折しか出来ない。

8.旧道の田辺市側(北側)分岐点。二ッ石TN

  前で左に別れるのが旧道。

 

◆2006年10月12日走行。写真はすべて同じ日に撮影。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 走行したのがR168熊野川本宮道路の供用開始後約8ヶ月後ということもあって、道路状態は現役時代とさほど変わっていません。熊野川町北部の西敷屋地区や篠尾(ささび)地区への生活道路として余生を送ることになります。新宮市道に降格されるのではないでしょうか。

 交通量は現役時代と比べると激減してしまっています。皆無というのではなく、敷屋大橋を渡って西敷屋地区や篠尾地区へ向かう乗用車の姿をちらほらと見かけます。何かの工事をしているのか、2006年10月の取材時はミキサー車やダンプの通行が目立ちました。

■注意点

 熊野川本宮道路建設のきっかけが、この旧道区間における落石の多さだそうです。大雨の際は落石に要注意です。

●走行DATA

熊野川本宮道路旧道

【新宮市→田辺市方向を走行】

>>走行日:2006年10月12日/他

注意>>この区間は、現役時代も含めて、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)5月1日付けで、和歌山県日高郡龍神村、西牟婁郡中辺路町、西牟婁郡大塔村、東牟婁郡本宮町の2村2町と和歌山県田辺市が対

 等合併。本宮町は『和歌山県田辺市本宮町』になりました。

●2005年(平17年)10月1日付で、和歌山県新宮市と東牟婁郡熊野川町が対等合併。熊野川町は『新宮市熊野川町』になりました。

【熊野川本宮道路旧道 終わり】

 

>>国道168号線旧道 【終わり】

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