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国道371号線旧道(1)

紀見峠旧道のR170国道標識

 

 

 

 

>>Update 2008.02.14

○紀見峠旧道のR170国道標識

 【変遷】の項でほんの少し触れているが、紀見峠の旧道は元々はR170であった。旧道となったのが1969年(昭44年)のこと。かれこれ40年近く前のこと なのだが、紀見峠の旧道には今だにR170の国道標識が残っている。(2007年3月存在確認)

 あちこちの旧国道に標識が残っていることはよくあることだが、旧国道のバイパス区間の国道番号が変わった後も、変更前の国道番号の標識がそのまま残っているのは珍しいことであろう。

 R371紀見峠旧道区間内には2枚が残っているが、これ以外にR170の国道標識は存在していない。

 以下、標識の定期定点撮影。

<<注意>>2002年(平14年)〜2004年(平16年)は中断しています。m(_ _)m

■R170国道標識【その1】

 河内長野側の旧道分岐点〜紀見峠の間に存在している。北行き(和歌山→大阪方面)車線向きに設置されている標識 。

 沿道の草木でカモフラージュされているため、旧道分岐点から紀見峠に向かって進んで行くと 気付くのは難しい。紀見峠からR371に下って行けば分かりやすい。(2007年3月存在確認)

 標識は錆による腐食が進んでおり、真ん中が錆びてしまい『170』のうち『7』を確認することができない。かろうじて『国道』と『1』『0』、それに『R』と『E』が識別できる状態となっている。

 年々錆による腐食が進行しており、2005年5月に見たときはついに穴が開いてしまった。これから腐

食が進行しそうである。

 ポールは四角柱タイプ。こちらも錆びており、腐食が進んでいる模様。

■1998年(平10年)11月

写真なし

1998年に初めて見つけたときの写真。一見する

とどこにあるか分からない。

標識のアップ。真ん中が錆びているが、『1』と

『0』が確認できる。

 

■1999年(平11年)11月

翌1999年秋に撮影した写真。98年に比べると分かりやすくなっている。

かろうじて判別できていた『R』の文字が分からな

くなってしまった。

全体像。ポールは四角柱形で、高さはやや低い。

夏場は草木で埋もれそう。

■2000年(平12年)4月

写真なし

約5ヶ月後に訪問し撮影。あまり変わっていない

ように思える。

標識のアップ写真は撮影していないようで、見あたらなかった。m(_ _)m

全体像。左写真の標識部分を拡大したもの。『1』

の部分が剥がれが広がったようにも思える。

■2001年(平13年)6月

写真なし

画像編集でこうなったのではない。陽の当たり具

合と標識の汚れでこうなっている。

標識に泥でも付いたのだろうか?錆びている部分

以外に泥が付いていた。状態不明。

 

■2005年(平17年)5月

約4年ぶりの撮影。見る角度によって識別しずら

いようだ。

穴が開いたのと、全体的に青色が薄くなってい

る。錆びによる腐食が進行しているようだ。

全体像。ポール自体はまだ大丈夫な様子。

 

■2006年(平18年)8月

木陰に立っているのが分かるだろうか?陽の当

たり具合で大きく変わる。

英文字部の穴が少し大きくなったような気がしないでもない。

ポールと接している部分が錆びているようだ。

 

■2007年(平19年)3月

影になっている所に標識が立っている。影に入る

とわかりずらい。

よく見ると『R』と『7』の部分に痕跡があるのが分かる。

ポールの腐食も進行中の模様・・・。

 

■R170国道標識【その2】

 こちらも河内長野側の旧道分岐点〜紀見峠の間に 残っている。南行き(大阪→和歌山方面)車線向きに設置されている標識となる。こちらは旧道分岐点から紀見峠に向かって進んでいかないとまず発見できない。草木が生い茂る夏場は かなり発見しずらい。(2007年3月存在確認)

 【その1】とは別タイプの標識で、他の現役国道でもたまに見かけるタイプ。

 数字から下の部分で錆による腐食が進んでおり、英文字は『R』以外は識別できない。他は識別できるのでR170であることが分かる。ポールは黄色 か白い円柱タイプだったと思われる。

 2005年5月に見たときは、ついにポールの色も落ちてしまった。その後、年々徐々に色あせしてい

る。標識自体も色落ちが目立っており、錆による腐食が目立つようになっている。

■1998年(平10年)11月

 

初めて見つけた時の写真。ぱっと見ると、どこに

立っているか分からない。

下半分が錆びているが『170』と書かれているこ

とが分かる。

 

■1999年(平11年)5月

 

やはり、ぱっと見るとどこにあるか分からない。

バイクの後方付近に立っている。

汚れて分かりずらいが、支柱は黄色か白色をして

いたようだ。

 

■1999年(平11年)11月

草木に隠れるように立っている。峠から下りてくる

と気付くのは難しい。

標識アップ。ややボケている。数字半分より下部

は腐食が進んでいる。

全体像。こんな感じ。

 

■2000年(平12年)4月

 

春先はまだ確認しやすい。

 

こう見ると、下部が腐食し穴が開いているのが分かる。

 

■2001年(平13年)6月

6月でこの状態。夏場は分かりずらくなると思わ

れる。

陽の入り具合で、木々の影が映っている。妙な

状態になっている。

ご覧の通り、周囲の草木が伸びてきているので隠

されつつある。

■2005年(平17年)5月

4年ぶりの訪問。草の背丈が低いのでよく分か

る。

わずかに残っていた青色がほとんど取れたように

思える。

全体像。ポールの色も取れたようだ。

 

■2006年(平18年)8月

夏の盛りにくると、どこにあるのか一見分からな

い。

腐食は進んでいる模様。

 

全体像。

 

■2007年(平19年)3月

KSRUが向いている方向に標識がある。

 

標識アップ。かつてアルファベットがあった部分の

腐食が進行している。穴が大きくなった?

幸いなことに草木の蔦はからみついていない。しば

らくはこのままの状態で立っていることだろう。

<<MEMO>>

  だらだらと同じ写真を並べています。ほとんど変化がないように見えますが、着実に腐食は進んでいます。【その1】の腐食が進行しているようで、脱落するとすればこちらがまず脱落するのではないでしょうか。【その2】は草木に埋もれてしまいそうです。

 これらの標識は引き続き定点撮影を続けていこうと考えています。

●撮影DATA

>>撮影日:1998年11月22日/99年5月2日/99年11月21日/2000年4月20日/01年6月24日/05年5月27日/

2006年8月10日/07年3月13日

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。撮影日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

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