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和歌山県道南金屋由良線(1) |
■和歌山県有田郡広川町〜和歌山県日高郡由良町 |
○和歌山県道南金屋由良線 【和歌山県有田郡広川町〜和歌山県日高郡由良町】 |
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■和歌山県有田郡広川町【和歌山県広川町南金屋〜広川町殿〜広川町井関】 |
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r177の起点は和歌山県広川町南金屋。R42の名島交差点が起点だろう。ここからはr178(県道湯浅広港線)が分岐している。ここから750mほどR42と重複して御坊方面に向き、広川町殿地区にあるR42との殿交差点で単独分岐する。 押しボタン式の点滅信号の少し先で、湯浅市街から見てR42から右斜めに分岐する1車線狭路がr177。狭路に入ると両側はミカン畑となっている。その中を進む1車線狭路を淡々と200mほど進むと、広川町殿の町に入る。さすがに町中は1.2〜1.5車線幅ぐらいの道幅がある。町中は良くあるローカル3ケタ県道という感じの狭路だった。 400mほどで町を抜けると再びミカン畑の中を進んで行くが、100mほどで畑は終わり深い山中に入って行く。この付近では広川の左岸を走っているはずなのだが、すぐに鬱蒼とした山中に入るために川の流れは見えない。平坦な道で一応は舗装されてはいるが完全1車線幅の狭路。轍の部分以外の路面は落ち葉と落石で覆われている。町中から200mほどで険道状態というのが3ケタ険道らしい。 轍があるので車の行き来はあるのだろう。通行は可能だと見なして先を進んで行く。山中を500mほど進んで行くと農家が現れた。住んでいるとしたら、頻繁にあの道を行き来しているのだろう。ちなみにこの農家が広川町側最後の家となる。殿交差点から約1.2kmの地点だ。 |
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<<注意>> 農家の前は広場となっているので、この地点が最後の撤収ポイントとなります。バイク・車で入り込んで、とても運転は無理だと思った方はここで引き返しましょう。ここから先はバイク・車のUターンは不可能な区間となります。 |
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■和歌山県有田郡広川町【広川町井関〜広川町河瀬】 |
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農家前を過ぎると1車線狭路のまま緩やかな坂道となる。山の斜面に沿ってウネウネと進むようになる。r177はミカン畑の中に入って行き、県道というよりは農道を走っている気分になる。ここまで道の分岐はないので正しくトレースしているはずなのだが、r177のヘキサ標識を始め、各種標識は一切設置されていないので、道を間違えてミスコースしているのではないかと不安になる。 見通しの悪いカーブが続く。こんな狭路を走る車がいるのだろうかと思っていたら、突然前からトラックが現れた。幸い止まっていたので難なくすれ違い出来たが、農からしきドライバーのおっちゃんは「こんな道走る物好きがおる」というような表情をしていた。 ミカン畑を進む区間は斜面を進むために明るく、落ち葉・落石などもない。路面中央に草が生えている所もあるが、そう問題なく走ることが出来る。一部で路面舗装が荒れている部分もあるが、農作業に欠かせない道路なので整備は一応行き届いているように思われる。しばらくの間はミカン畑の中を進んで行く。 農家から1.5kmほど進むと、ミカン畑は途切れて鬱蒼とした山中に入った。路面にはコケが生え、轍以外は落ち葉・落石だらけで険道状態になっている。100mほど進むと左カーブとなっており、その部分がコンクリート製の橋となっている。橋の山手には小さな滝があった。そのカーブの先の道路だけが30mほど真新しくなっており1.2車線分ぐらいの道幅があった。最近拡幅されたようだ。しかしそのすぐ先で道路は0.8車線ぐらいの極狭路となっていた。狭路険道は侮れない。 緩い勾配の狭路坂道で、山の斜面に沿ってウネウネとカーブを描きながら再びミカン畑の中を進んで行く。やがて急な右カーブにさしかかる。カーブの途中にコンクリ舗装の待避帯らしき箇所があった。展望ポイントでもあったので一旦休憩する。 ここまで緩やかな坂道が続いたので標高の高い所まで上がってきていた。ここからは広川沿いに広がる広川町井関の町を見下ろすことができる。すぐ下にはR42、広川沿いにはr21(県道広川川辺線)、さらに御坊湯浅道路の姿も確認出来る。 |
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■和歌山県有田郡広川町【広川町河瀬(1)】 |
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展望ポイントを過ぎて少し進むとミカン畑はなくなり、またもや鬱蒼とした山中へ入って行く。この先にはミカン畑がないのか、路面状態はさらに悪化。コケが生えていたり落石が転がっていたりするのは当たり前で、路面一面が落ち葉で覆われている所や前日までの雨で出来た水溜まりがいくつもあった。道幅も0.8車線ぐらいまで狭くなり極狭路となって行く。そんな中、和歌山県道を示す標を発見。この極悪狭路が県道であることを証明していた。 0.8車線狭路を進んで行く。1kmほど薄ぐらい山中を進んで行くと山の斜面が盛り上がっている現場に出た。前日までの雨で地盤が緩んでいるようで、今にも崩壊しそうな状態だ。さすがに斜面前付近を通り抜ける時はヒヤリとした。その先は竹林となっている。その竹林を過ぎる付近がピークだった。路面は至る所に水溜まりがあり、濡れた落ち葉で覆われている。前日までの雨で川となっている箇所もあり、うっかりしているとスリップしてしまいかねない状況だった。路面中央の草も大きく育って、まさしく廃道一歩手前の状態になっていた。県道としての機能は、かなり昔に放棄していることが明らかだ。 ここまで来ると感覚が麻痺してしまい、落石や落ち葉で覆われていても普通に通り抜けるようになっていた。気が付くと、道左側斜面はミカン畑になっており、そのすぐ下にR42が見えた。車やトラックが轟音轟かせて走っているが、まさか上から見下ろされているとは気付かないだろう。 |
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