■和歌山県有田郡広川町【広川町河瀬(2)】 |
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2.3kmほど鬱蒼とした山中を進んで行くと、R42への連絡道路分岐点に到着した。ところがこの合流点付近は不法投棄現場となっており、冷蔵庫・テレビ・タイヤなど数々の廃棄物が捨てられている。よく見ると斜面のかなり下の方まで広がっている。山中の道には付き物の風景を見ると腹が立ってくる。 連絡道路分岐点からは急勾配の狭路坂道を上って行く。路面には落ち葉などが散乱している。600mほど進んで行くと、中継アンテナな何かの施設があった。そこを過ぎて程なく進むと水越峠に到着した。殿交差点から6.5kmほどなのだが、もっと長い距離を走ったように感じた。 |
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■和歌山県日高郡由良町【和歌山県由良町畑(1)】 |
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水越峠周辺は鬱蒼とした深い山中で展望はない。『水越峠』と書かれた標識はもちろんのこと、町境を示す標識もなく、r177の路面具合でどことなく峠だと分かる程度だ。 峠を越えると日高郡由良町に入る。由良町側の路面も今までとさして変化はない。相変わらず0.8車線幅の極狭路で路面は落ち葉で埋もれている。こちら側はあまり車が走らないようだ。それでも路面は舗装されている所を見ると、一応は県道として管理はされているようだ。 峠からはそれほど急ではないが道は下り坂となる。800mほど進むと、いきなり山の斜面に出た。足下にR42が見え、運送トラックが走っているのが見えた。この先、r177は極狭路のまま斜面に沿って大きなカーブを描きながら進んで行く。やがてミカン畑の中に入るとやっとこさ標識が現れた。『落石注意』の警告標識だったが、標識が設置されているということは車が走ることがあるのだろう。 ここから先は再び鬱蒼とした山中を進む極狭路となる。農作業車が走るためか道は整備されている。路面には落ち葉などは積もっていないが、逆に沿道の草木が伸び放題で放置されているため、余計に狭い道に感じてしまう。 緩やかな下り坂を進み、やがて急カーブを曲がる。その先は少し急な狭路坂道となっていた。その坂道を下ると2車線道のR42に出た。長い険道区間が終わった。 水越峠から約1.8km、広川町の殿交差点から約8.3kmだった。 |
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<<MEMO>> |
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■概況・交通量など 2003年は珍しく5月末に台風が発生。走行する前日頃に紀伊半島南の海上を通過したため、和歌山県南部は大荒れの天気でした。走行したのがその翌日だったので、まさしく『嵐の去った翌日』だったわけです。路面に落ち葉や落石が多かったのはそのためで、路面状態は普段に比べてもさらに劣悪な状態となっていたことでしょう。しかし、それをさし引いても『険道』という言うにふさわしい極悪狭路だと思います。 そんな道ですが、広川町内のミカン畑内では地元農家の車が走ります。見通しの悪い区間なので対向車には注意して走って下さい。普段から農家以外の車が走ることはまずないようです。由良町側もミカン畑がありますが、あまり車は走っていないようですが、由良町内も対向車には注意して下さい。 ■アドバイス バイク・車の運転初心者は走ってはいけません。ある程度、険道・酷道走行の経験を積んでからアタックして下さい。転落事故などを起こせば農家の方々や関係者に多大な迷惑をかけることになります。 距離の短い県道ですが、何か起こっても助けはなかなか来られません。走る場合は最低2人以上で走ることをお勧めします。無理だと思った場合は、すぐに引き返しましょう。 車の通行が極めて困難な県道なので、車では走らない方が無難です。バイクでもオフロードでないと、走行はかなりきつい道です。一番確実で安全なのは徒歩ですが、この場合も2人以上で歩いて下さい。 ■注意点 対向車に要注意です。また悪天候時の走行は大変危険なので止めましょう。冬期は路面凍結があり得ますので注意して下さい。 |
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●走行DATA |
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和歌山県有田郡広川町〜和歌山県日高郡由良町【起点→終点方向を走行】 >>走行日:2003年6月1日 |
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<<同行走行>>かざねかたなさん/赤の守護神さん ●かざねさん>>ゆっくりと進んでいたため、出口でかなり待たせてしまいました。 ご心配をおかけ致しました。m(_ _)m |