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国道173号線旧道(6)

桧山地区旧道

榎峠旧道

●桧山地区旧道

 現R173は、京都府船井郡京丹波町(旧:船井郡瑞穂町)和田でR9と交差している。

現交差点の和田交差点は町外れにあるが、かつてはR9・R173とも市街地内を経由していた。先にR9が町の北側を通る現道ルートに変更となったようで、その先に桧山地区内を通る区間はR173単独区間となったのだろう。

 和田交差点を経由する現R173(バイパス)がいつ頃に供用開始されたのかは不明である。町中を通るルートはr444(府道桧山丹波線)や町道となり、町中の生活道路となっている。

>>Update 2007.01.21

○国道173号線桧山地区旧道

  【走行レポート】

【レポートは池田市→綾部市方向(南→北方向)です。】

■南側分岐点〜瑞穂支所前

 R173を池田市(篠山市)方面から北上してくると、R9とR173との和田交差点手前に緩やかな左カーブと坂道がある。その坂道が始まる付近で右に分岐する狭い2車線道がある。この道が桧山地区のR173旧道南側分岐点。

 右にそれるとセンターラインのない狭い2車線道で船井郡京丹波町(旧:船井郡瑞穂町)桧山の市街に向かって進んで行く。旧道に入ってしばらくすると、桧山の町中に入り、旧道分岐点から約700mで京丹波町瑞穂支 所(旧:瑞穂町役場)前の三叉路に到着する。

 この三叉で鋭角に曲がって旧役場横を通る1.5車線幅の狭路がある。この道を進むと600m

ほどでr444(府道桧山丹波線)との分岐点に至る。道の感じからしてr444となっている2車線道が出来る前の旧道のようで、

R173旧道(旧旧道?)か前身の府道であった道であろうと思われる。

1.桧山地区旧道の南側分岐点。左に進むのが

  現道で、旧道は右に進んで行く。

2.センターラインのない狭い2車線道で桧山の

  町中に向かう。ローカル国道っぽい。

3.やがて桧山の町中へ。瑞穂支所前の三叉路

  に到着する。旧道は右に進むようだ。  

4.瑞穂支所をR9(京都方面)方向から見る。

  右に別れるのはR173旧旧道か?

5.瑞穂支所横を通る町中を行く狭路。旧街道っ

  ぽい雰囲気がある。

6.R9をくぐる付近でr444と合流する。写真右→

  写真奥に向かうのがr444。

■瑞穂支所前〜北側分岐点

 旧役場前を右に進んで行くと、1.5車線幅の狭路で町中を進んで行く。250mほど進むとr444との交差点に到着する。そのまま直進するとR9へ至る。誕生当時の池田市〜瑞穂町間時代は直進してR9と交差点していたので、この先はR173旧道であるといえる。その後の綾部市延長時にr444交差点から左折して綾部市に向かうルートになったようだ。

 r444に入る。桧山市街脇を通るバイパス道路のような感じの2車線道を900mほど進むと、先ほどの旧役場横を通る狭路との交差点に到着する。この交差点角にはあちこち剥がれはじめた標識があるのだが、『173』と書かれたヘキサ標識の跡がある。

 この先ですぐにR9をくぐる。この付近からは和田地区に入る。和田地区に入ってからもセンターラインのある2車線道が続く。

少し進むと現R173に向かう2車線道が左に分岐するが、旧道はそのまま直進する。ほどなくするとセンターラインのない2車線道となり、現R173との北側分岐点に到着する。南側分岐点から約2.5である。

7.r444との交差点。写真奥から来て右に向か

  う。(旧道のR9方面から撮影)

8.桧山地区の旧道は町中から北がr444となっ

  ている。(北→南方向を撮影)

9.写真6の地点をr444北側から撮影。交差点角

  に標識が残っている。

10.標識のアップ。左の矢印に『R173』を隠す

  ステッカーが貼ってある。

11.R9から北側も2車線道が続く。ローカル国

  道っぽい風景。

12.やがてR173との北側分岐点に到着。分岐

  点に旧道の名残がある。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 桧山地区の旧道は町中の生活道路となっています。r444区間は沿道に病院やスーパーなどがあるので車の多い道です。

■注意点

 町中は対向車や歩行者に注意が必要です。

●走行DATA

桧山地区旧道

【南→北方向を走行】

>>走行日:2006年5月21日

【合併情報】

●2005年(平17年)10月11日付けで、京都府船井郡丹波町、瑞穂町、和知町3町が対等合併して『京都府船井郡京丹波町』になりました。

【R173桧山地区旧道終わり】

榎峠旧道

 京都府船井郡京丹波町(旧:船井郡瑞穂町)の北部にあるのが榎峠。現在のR173は

この峠をみずほトンネルで貫いているが、トンネル開通以前は峠を越えていた。この峠を越える道が現在の旧道である。

 遡ると山陰街道の側街道となる「園部綾部街道」(後の綾部街道)が先祖となる。その後京都府道となり、戦後に地方主要道を得て国道に指定された。

 なお、榎峠旧道の詳しい資料は入手出来ていないので、詳細は不明です。m(_ _)m

>>国道173号線榎峠旧道【2000年レポート】

>>国道173号線榎峠旧道【2006年レポート

>>Update 2007.01.21

○国道173号線 榎峠旧道

 【2000年レポート】

【レポートは池田市→綾部市方向(南→北方向)です。】

 京都府船井郡瑞穂町の北端にあるのが榎峠。現R173はこの峠をみずほTNで通過している。旧道はみずほTN南側(池田市側)抗口より約1.5km南(池田市寄り)の地点から分岐する。R9から綾部市方面に向かって進むと右に分岐する狭路が旧道で、その直線に右に点線が分岐する案内標識があり、これが目印となる。

 分岐点での狭路は、一見すると集落内へ向かう1車線の田舎道という感じの道。 標識は点線で示されているので行き止まりかと思うかも知れないが、実際は行き止まりではなく、集落を通り過ぎて北(榎峠)に続いている。中央にコケの生えた完全1車線幅の舗装路で、緩やかな勾配

の狭路でウネウネと曲がりながら山中を進む。道の向かい側に現R173の2車線道が見え、快調に走る車やトラックがよく見える。

 見通しの悪いカーブを幾つか曲がると、少し勾配のある坂道に入る。この坂を登ると榎峠の分水嶺に到着。南側(池田市側)分岐点から約2.2km。そこには高圧電線の鉄柱 と携帯電話の中継アンテナが立っている。

 分水嶺を越えると山間の狭路となる。緩やかな1車線幅の坂道だが、路面にはうっすらとコケが生えて落石が転がっている。

路肩の草木はそれほど浸食してきていないので、通る車があり整備されているのだろう。そんな狭路を注意してゆっくりと進んで行くと、左側に水田が見えてきた。峠から1.3kmほど進むと林道との交差点に到着。『R173→京都・池田』と表示された案内標識が立っており、この道が国道であったことを証明している。

 林道分岐点を左折すると 船井郡瑞穂町戸津川地区の農村集落を通り抜ける。山間の静かな集落の生活道路なので道は整備されており、峠前後のように荒れてはいない。平坦な狭路を800mほど進むと現R173と合流。 南側分岐点より約4.5kmであった。北側(綾部市側)の旧道分岐点は、現R173みずほTN北側(綾部市側)の南行き車線(綾部市→池田市方向車線の)登坂車線が始まる付近 にある。

注意>>2000年当時は合併前の船井郡瑞穂町でした。

1.南側(池田市側)の旧道分岐点。この先で右

  に分岐する狭路が旧道。案内標識は旧道を

  点線にしている。

2.集落を越えるとこんな感じの狭路となる。

  コケの生えた狭路を進んで行く。左側には

  現R173を見下ろして進んで行く。

3.やがて分水嶺に到着。高圧電線の鉄柱と携帯

  電波の中継アンテナが立っている。

  (綾部市→池田市方向を撮影)

4.分水嶺を越えると、山間の狭路となる。やや

  勾配のある坂道を下って行く。路面には落石

  が転がっているので注意。

5.林道との交差点に到着。直進するのは林道。

  旧道池田市方面は右に進む。

  (綾部市→池田市方向を撮影)

6.北側(綾部市側)の旧道分岐点。左に分岐す

  るのが旧道。現R173は右の道。

  (現R173 の綾部市→池田市方向を撮影)

【2000年レポート終わり】

○国道173号線榎峠旧道

  2006年レポート

【レポートは池田市→綾部市方向(南→北方向)です。】

■南側分岐点〜榎峠

 R173を北上して京都府船井郡京丹波町(旧:船井郡瑞穂町)質志地区に至ると、集落内へ向かう1車線狭路が分岐する交差点に到着する。この狭路が榎峠を越えるR173旧道。2004年(平16年)の豪雨と台風による被害で長らく通行止めが続いたが、工事は終了している模様で通行可能のようなので走ってみることにした。

 旧道に入ると1車線狭路で集落内を進んで行く。緩やかな坂道を淡々と1kmほど進むと集落は途切れて山間へと入って行く。すぐ左下には現R173の2車線道が見えている。集落を出て200mほど進むと真新しい側壁と盛土が現れた。路面の舗装も真新しい。ここが2004年の崩落現場である。かなり大規模な崩落で、復旧まで1年以上かかるのもうなずける。

 崩落現場を過ぎて300mほど進むと最後の民家が現れる。ここを過ぎると急な左カーブを曲がり、そのまま竹林の中へと入って行く。1〜1.5車線幅の狭路坂道が続き、500mほど進むと再び急な左カーブが現れる。その先、右カーブを曲がると竹林から抜けてやや明るい場所を通るようになり、緩やかな坂道を駆け上がると榎峠に到着する。旧道分岐点から約3.5kmである。

1.榎峠旧道の南側分岐点。この標識が目印。

  軽トラが止まっている道路に向かう。

2.集落内は生活道路。1〜1.5車線の狭路坂

  道を進んで行く。

3.集落を抜けるとこんな感じの道になる。路面状

  態は比較的良い。

4.2004年の崩落現場。ほぼ復旧している。

  この付近だけ舗装が真新しかった。

5.やがて竹林へと入って行く。路面状態は少し

  悪くなる。

6.急カーブが現れるようになる。

  (綾部市→池田市方向を撮影)

■榎峠〜北側分岐点

 携帯電話の中継アンテナのある榎峠を過ぎると、道は1車線狭路坂道となって下って行く。200mほど進むと竹林に突入。少し薄暗い竹林の中を進んで行く。峠北側は急カーブが多く見通しの悪い区間が続く。峠から1kmほど進むとヘアピンカーブを曲がり、そこから500mほど進むと林道分岐点に至る。

 林道分岐点を過ぎると京丹波町戸津川の集落に入る。集落内を1.5車線狭路で淡々と進んで行く。緩やかな坂道を下って行くと山間に広がる小さな田圃脇を通り抜け、やがてR173との交差点に到着する。ここが旧道の北側分岐点となる。峠から約2km、南側分岐点から約4.5kmである。

7.榎峠に到着。右側に携帯電話の中継アンテ

  ナがある。(綾部市→池田市方向を撮影)

8.峠北側はやや荒れている。お決まりのコケも

  はえている。

9.狭路の急カーブが続く。対向車はまず来ないだ

  ろうが、一応は注意が必要。

10.路肩にはタケノコが生えていた。いずれ路面

  を突き破って出てくるかも知れない。

11.林道分岐点に到着。R173の表示が入った

  標識が残っている。元国道の証。

12.戸津川の集落内を進んで行く。こちらも狭路の

  生活道路となっていた。

 

13.山間の田圃の脇を進んで行く。山間のローカ

  ル道。

14.北側分岐点に到着。左に別れるのが旧道。

  (現R173綾部市→池田市方向を撮影)

 

【2006年レポート終わり】

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 京都府唯一の鍾乳洞として有名な『質志鍾乳洞』があるのも質志地区です。旧道はこの質志地区と戸津川地区を分ける榎峠を越えています。

 道路状態ですが、峠前後はやや荒れていますが集落内は整備されています。 地元車以外に走る車はまずいないようです。走るとすれば関電か携帯電話会社の監視車・作業車ぐらいでしょう。中継アンテナのために存続している旧道と言えそうです。集落 内をのぞけば交通量は皆無ですが、対向車に出会わないという保証はないので、走行時は対向車に注意して走って下さい。

 なお榎峠旧道ですが、2004年(平16年)の豪雨と台風23号による大雨で、質志地区内で路肩が崩壊し ました。かなり規模の大きい斜面崩落だったようで、道の半分が消失し たそうです。2005年度内に復旧工事が行われたようで、2006年(平18年)走行時は通行可能になっていました。

■注意点

 歩行者に注意して下さい。冬期は路面凍結・積雪があるので注意して下さい。峠から南の区間はバイク・車での通り抜けできないそうです。

●走行DATA

榎峠旧道

【池田市→綾部市方向(南→北)を走行】

>>走行日:2000年5月12日/2006年5月21日

【合併情報】

●2005年(平17年)10月11日付けで、京都府船井郡丹波町、瑞穂町、和知町3町が対等合併して『京都府船井郡京丹波町』になりました。

【R173榎峠旧道終わり】

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