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>>旧道を行く |
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●国道１７３号線 履歴 １９５３年（昭２８年）５月１８日：大阪府大阪市〜兵庫県神戸市町の国道として誕生。（初代国道１７３号線） １９５９年（昭３４年）４月１日：指定区間が国道４３号線となり、国道１７３号線としての路線指定は解除。欠番となる。 １９６３年（昭３８年）４月１日：大阪府池田市〜京都府船井郡瑞穂町の国道として誕生。（２代目国道１７３号線） １９７５年（昭５０年）４月１日：京都府綾部市まで路線延長。大阪府池田市〜京都府綾部市となる。 現在に至る。 注意>>ここでは２代目国道１７３号線の旧道のみを取り扱います。 |
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●変遷・沿革 国道１７３号線（２代目）は、大阪府池田市と京都府綾部市を結んでいる。大阪から綾部を経由して、日本海側の重要港である舞鶴を結ぶ最短ルートとなっていることが整備が進んでいる。 もとを辿れば、Ｒ１７３は篠山以南は丹波篠山と大阪の池田を結ぶ丹州街道が前身。かつては山越えが連続する難路であったが、改修が重ねられ幾度もルートを変更している。先祖となる道は１８８２年（明治１５年）から順次改修された（府道）丹州街道（丹波街道）であるが、現在のＲ１７３とはルートが違っていた。現Ｒ１７３のルートに近くなるのは１９３０年（昭５年）のことであり、このルートが国道となるのは戦後となってからである。 国道認定の要望提出は戦前の１９３４年（昭９年）までさかのぼる。この年、舞鶴要港部および舞鶴要塞司令部は「大阪舞鶴間府県道ヲ国道ニ変更ノ件ハ国防上必要ナルモノト認ム」という決定をなし、沿線市町村は国道認定請願書を提出している。大東亜戦争（太平洋戦争）中の１９４２年（昭１７年）５月にも請願書が提出されたが、国道に認定されることはなかった。大阪と対朝鮮・満州連絡港の舞鶴を結ぶ最短経路でありながら国道として認定されなかったのが不思議である。 戦後も１９５３年（昭２８年）からほぼ２年おきに国道認定の請願が行われたが、いずれも国道に認定されることはなかった。 １９５９年（昭３４年）頃より、沿線市町村は府県の境を越えて積極的な運動を行うようになる。１９６１年（昭３６年）９月、『阪鶴最短中部横断国道期成同盟会』が結成。大阪〜舞鶴間の一級国道認定の請願書を政府に提出すると同時に、上京陳情が繰り返される。 そして１９６２年（昭３７年）４月下旬の国の国道審議会において、大阪府池田市〜京都府船井郡瑞穂町間の二級国道指定が決定。同年５月１日に政令が公布され、翌年の１９６３年（昭３８年）４月１日をもって国道１７３号線が誕生した。 このときの指定から外れてしまった京都府瑞穂町〜京都府綾部市間であるが、１９６４年（昭３９年）に主要地方道綾部瑞穂線に指定されたのち、１９７４年（昭４９年）１１月に国道指定の政令が公布され、翌１９７５年（昭５０年）４月１日に国道に昇格。ここに大阪市池田市〜京都府船井郡瑞穂町（現：船井郡京丹波町）〜京都府綾部市間の国道１７３号線が誕生する。 ところが、この当時のＲ１７３は現在のような快適路ではなかった。途中の急峻な地形があるために、はらがたわ峠や天王峠、質山峠などの難所を有する難路であった。国道昇格前の主要地方道時代から道の改良・整備工事は行われていたが、国道昇格後の１９７１年（昭４６年）から全面的な改良工事が開始される。 大阪府池田市〜兵庫県篠山町（現：篠山市）福住までの間は、兵庫県川西市に建設される一庫（ひとくら）ダム建設による工事も絡み、改良工事は１９年にもおよんだ。改良工事が終わったのは１９９０年（平成２年）のこと。北部の京都府内の改良工事も、主要地方道時代の１９７２年（昭４７年）度より開始。１９７８年（昭５３年）からは抜本的な工事が開始されるに至った。 <<管理人注：完成時期は資料が少なく不明です。m(_ _)m>> 現在あちこちに残る旧道は、これらの工事の結果現役を退いた道である。その多くが廃道になりかけており、ここ数年で多くが通行不可能になるものと予想される。 |
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参考資料>>川西市史／能勢町史／三和町史（下）／綾部市史（下） |
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◆Ｕｐｄａｔｅ：２００７年１月２１日 |
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