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国道371号線旧道(4)

龍神地区旧道

●龍神地区旧道

 龍神温泉のある田辺市龍神村(旧:日高郡龍神村)龍神地区に入ると、R371は温泉TNを含む快適な2車線道となって一気に南に進んで行く。このうち温泉TNを含む約2.5kmの区間は別ルートで建設されたBP 。温泉TN自体は1975年(昭50年)に開通しているので、国道昇格とほぼ同時期に開通したことになる。

 開通前の旧道は、現在の龍神温泉の温泉街を通る狭路となる。 温泉街を通る道ということで、旧道となった後も現役道路として活躍している。なお、以前は南側末端の一部がR425だったが、R425小又川TN開通により今ではR425旧道ともなっている。

>>Update 2006.06.24

○国道371号線旧道

 【龍神地区】

【レポートは龍神→湯ノ又方向(北→南方向)です。】

■田辺市龍神村龍神【宮前橋北詰〜皆瀬橋南詰】

 R371龍神地区旧道の龍神地区側(北側)分岐点は、日高川を渡る宮前橋北詰となる。田辺市龍神村(旧:日高郡龍神村)大熊地区から日高川右岸を進んできたR371が左岸に移る橋である。その名の通り、北詰付近には皆瀬神社という小さな神社がある。

 R371旧道は日高川右岸を進む1.5車線幅の狭路。神社前を通り抜けると平坦な狭路で進んで行く。対岸には道の駅『龍神』が見える。旧道は日高川に沿って進む。北側分岐点から700mほど進むと皆瀬橋を渡り、ここで初めて旧道は日高川左岸に移る。皆瀬橋南詰で現R371と一度交差。R371旧道は現道を突っ切って左岸を進んで行く。

1.皆瀬神社横、宮前橋北詰がR371旧道分岐

  点。ここを右折する。(0404)

2.道は1.5車線の狭路。神社前を過ぎると数

  軒の民家の前を通り抜ける。(0404)

3.皆瀬橋を渡ると現R371と交差。皆瀬橋南詰

  から神社方向を撮影。(0404)

■田辺市龍神村龍神【皆瀬橋南詰〜龍神温泉街】

 皆瀬橋南詰からのR371旧道は、龍神温泉街への北側からのアプローチ道路となる。交通量も多いようで道はしっかりと整備されている。しかし道幅だけは拡幅しようがないようで1.5〜狭い2車線道が続く。所々に退避帯も設けられており、旧道となった後も温泉街の現役道路として活躍している。

 皆瀬橋南詰から800mほど進むと道幅は1車線となり、そのまま龍神温泉の宿街へと入って行く。旧街道の面影が残る狭路だ。しばらく温泉街を進むと龍神温泉の公衆温泉浴場前を通り過ぎる。すると民家や宿はなくなり、断崖下を進む1車線狭路という”酷道”区間へ入る。道路自体は整備されて退避帯もあるが、混雑期には退避帯に路駐するドライバーがおり、離合困難な状態に陥ることがある区間でもある。

4.皆瀬橋南詰から現R371を斜めに横切り

  向こう側へ渡る。(0404)

5.道は整備されている。龍のイラストの入った照

  明が設置されている。(0404)

6.龍神温泉街へ到着。温泉街は旧街道の面影

  を残す狭路が続く。(0404)

 

7.温泉街を過ぎるとこんな道になる。いきなり

  悪路の面影が・・・。(0404)

8.少し進んだ所に退避帯があった。

  (湯ノ又→龍神方向を撮影)(0404)

 

■田辺市龍神村龍神〜龍神村湯ノ又

 500mほど狭路区間を進むと龍神村湯ノ又(小又川口)の集落へと入って行く。ここにも数軒の宿がある。日高川の支流となる小又川を渡る元湯橋北詰でR425旧道と合流する。R425小又川TNが開通する前はTN前〜元湯橋〜小又川のルートがR425として指定されていた。元湯橋からはR371旧道とR425旧道の重複区間となる。

 元湯橋を渡ると地区の生活道路となる。200mほど1.5車線幅の狭路となって進んで行く。郵便局横でやや急な坂道を上り、現R371と現R425交差点となる龍王橋南詰に至る。全長約2.5kmの温泉街を通る旧道であった。

9.R425旧道分岐点を龍神側から撮影。案内

  標識は”R371”と記されていた。(0404)

10.分岐点を湯ノ又側から撮影。小さい橋が元

  湯橋。渡ってすぐが分岐点。(0404)

11.こちらの案内標識はテープで消されていた。

  せめて白色を使用して欲しいものだ。(0404)

12.元湯橋から南側はかつてはR425であった。

  郵便局横に標識が残る。(0404)

13.ここが南側分岐点。現R371とR425小又川

  TNの間に旧道がある。(0404)

14.案内標識。45度に出ている線が旧道のこと。

  何の案内もされていない。(0404)

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 龍神地区の旧道は3区間に分けられます。北端の生活道路区間、中央の温泉街区間、そして南端のR425旧道区間です。どの区間も通行可能で、完全に生活道路や温泉街のアプローチ道路として活躍しています。

 温泉街区間は龍神温泉街への道であるため交通量が多い道路です。路線バスは旧道を経由するので、小型の路線バスと離合することがあります。そのためか退避帯が数箇所設置されているので、離合はそう問題なく行うことが出来ます。

 観光シーズンや土日祝は公衆温泉浴場に来る観光客の車で混雑します。退避帯に車を止めるタチの悪いドライバーがいるので困ったものです。狭路なので混雑期は車での走行は避けた方が良いかも知れません。

■アドバイス

 温泉街では歩行者や自転車に注意して下さい。道路脇の駐車場などから出てくるバイク・車にも注意して下さい。

●走行DATA

龍神地区旧道

【龍神地区→湯ノ又地区方向を走行】

>>走行日:2004年4月12日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)5月1日付けで、和歌山県日高郡龍神村、西牟婁郡中辺路町、西牟婁郡大塔村、東牟婁郡本宮町の2村2町と和歌山県田辺市が対

 等合併。日高郡龍神村は『和歌山県田辺市龍神村』 、西牟婁郡中辺路町は『和歌山県田辺市中辺路町』になりました。

【龍神地区旧道終わり】

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