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国道371号線旧道(5)

温川バイパス旧道定点撮影(内井川橋東詰(2))

 

 

 

 

>>Update H22(2010).06.01

○国道371号線温川バイパス旧道

 【定点撮影】

 廃道となったR371温川バイパス旧道には国道標識が残っている。@管理人は温川バイパス旧道が現役国道時代から何度か走っており、たまたまその標識の地点で何枚か撮影していた。それがきっかけとなり、内井川橋東詰付近を定点として、200

2年(平14年)以降毎年定点撮影を行っている。

 ちなみに現役国道時代の初走行は1996年(平8年)11月中旬頃。

■内井川橋東詰(その2)

 内井川橋東詰交差点を右折した付近にも国道標識が設置されていた。こちらも現役時代末期から撮影ポイントとして撮影している。温川からR311方向への標識だったので、お知らせ標識などは設置されていない。

 この場所を含めた内井川橋東詰〜茗荷鶴橋南詰の間が旧道(廃道)となったのは2004年(平16年)春頃だと思われる。それまでは現役国道だったことになる。

 この区間は1996年(平8年)10月の初走行以来何度か走っているが、先の(その1)ポイントの標識ばかり注目していた ため、こちらの標識の写真は2002年以降しか撮影していない。

●現役国道時代

◆2002年9月撮影

 この時点で霧待橋北詰〜内井川橋東詰交差点の間は廃道となったが、内井川橋東詰から南の狭路区間はまだR371として現役国道だった。現役国道ということで道も整備されており、悪路らしい風景を見ることができました。

 

逆光状態で撮影。内井川橋東詰からR311方向

を見る。路面には『小松原』と書かれていた。これは東詰以北が廃道後に記されたようだ。

東詰南側のR371国道標識。現役時代末期の

頃の写真。これ以前もほとんど変わっていないはず。

 

◆2004年10月撮影

 上の写真からほぼ2年後に撮影した写真。 2003年10月にも現地を訪れているのに、こちら側の標識付近は撮影していません。恐らく変化がなかったのだろう。

 2004年10月時点で内井川橋東詰〜茗荷鶴橋南詰の間も旧道→廃道となってしまっている。(その1)でも述べたとおり、旧道(廃道)入口にはゲートが設置されておりバイクでの進入は不可能となっていた。

 

この文字の上を車が走ることはもうない。整備も

されなくなり、路肩から草木が進出しつつある。

東詰南側の国道標識。撤去されずに残っていた。

向こうの案内標識も残っている。

 

◆2005年10月撮影

 上の写真からほぼ1年後に撮影した写真。この区間も自然に還りつつある。

1年経過しただけでこれだけ浸食されてしまった。

国道標識付近。山の斜面から進出してくる草木

の勢いが凄い。道路はまだ見えている。

案内標識付近。ここも草木の進出が進んでいた。

これ自体は02年頃に設置されたのだろうか?

◆2006年5月撮影

 少しづつ路面が自然に還りつつある。05年10月に比べると草の浸食部分が少なくなっていますが、確実に少しづつ進出している。

 『草が進出→先端付近が枯れる→枯れた付近にコケなどが生えて、その上に草が再進出→地盤を固めて、さらに先の部分に進出→(繰り返し)・・・ 』という風にして路面を覆って行くようだ。

半年ほど前は覆われていたが、枯れたようで文

字を読むことが出来る。

標識も健在。少しづつだが、路肩の草木は進出

している。

この付近はあまり変化が見られない。これから夏

にかけてどれだけ埋もれるのだろうか?

◆2006年11月撮影

 大きな変化はないが、この年は路面に落石が目立った。山肌はもろいのだろう。

 草木の侵食は進んでいるが、路面全体を覆うほどではなく、道幅も現役時代に近い状態を維持していた。歩くのには問題はなかったが、蜘蛛の巣があちこちにあったため、後が大変だった。

”原方面”だけが判別できる。路面を覆った部分

は枯れてしまったようだ。

こちらの国道標識は健在。付記の草が成長して

いる。

案内標識。この近辺に落石が多く見られた。

 

国道標識を南側から見る。道幅は現役時代に近

い状態か。

案内標識から南を見る。この付近に落石が多い。

草木の進出も目立つ。

内井川橋東詰近く。ガードレールよりの白線は覆

われてしまっている。

◆2007年11月撮影

 訪れたのが11月上旬ということもあって、路面には落ち葉が積もっていた。路肩の草木も侵食を進めており、路面状態を見る限りでは全く整備はされていない。廃道となったのだから当たり前なのだが・・・。

 温川バイパスの『2号トンネル』(仮称)の建設工事が始まりそうな気配があったので、旧道は資材置き場か工事事務所でも置かれているのかと思ったが、そのような様子はなく、去年のままであった。トンネル工事が進めば、変化があるのかも知れない。

 こちらにある国道標識と案内標識は健在だった。案内標識は大型なので早々簡単には撤去できないのだろう。いずれは撤去されるものと思われる。おそらくは残る『2号トンネル』(仮称)が開通する頃だろう。

東詰近くの箇所は、路肩からの草木の侵食が進んでいる。文字が隠され始めた。

もう一枚の標識も健在。路面は落ち葉が積もって

いる。

こちら側の案内標識は撤去されずに残っていた。

簡単に撤去できないようだ。

案内標識から国道標識を見る。路面は落ち葉や

枯れ枝が散乱している。

案内標識付近から茗荷鶴橋南詰を見る。落石っ

ぽいのも見えている。

東詰近くの路面。こちらから見ると草木が進出して

いるのがよく分かる。

◆平成20年(2008年)5月撮影

  半年後に訪問。温川トンネルの建設工事が進んでおり、トンネル工事関連の詰め所が建てられたか車輌置き場となっているのかと思ったが、少しだけ資材が置かれているだけであった。

 路面にあった落ち葉は少なくなっていた。建設絡みで掃除されたのだろうか?

路面の落ち葉は掃除されたのか、少なくなっていた。

途中にあるR371国道標識は残っている。昨年秋との路面状態の違いがよく分かる。

案内標識も健在。

 

 

 

案内標識からR311方向を見る。トンネルができあがりつつあった。資材置き場となっていた。

 

 

◆平成21年(2009年)6月撮影

 温川トンネル開通後に訪問。残っている標識などは撤去されておらず健在だった。温川トンネル北口前の旧道分岐点も再度ガードレールが設置されて封鎖された。

 温川トンネル北口から先の区間も廃道となり通行止めになっていた。写真を撮影しようかと思ったが、訪れた当日は工事中で作業員の方が多く撮影していない。

路肩から草木の浸食が進む。

標識も健在。このまま朽ち果てるのか?

案内標識も健在。

 

案内標識からR311方向を見る。開通した温川ト

ンネルが見える。

トンネル北口から旧道を見る。ガードレールで封鎖されている。

 

◆平成22年(2010年)6月撮影

  温川トンネルが開通してから1年ほど経過した頃。旧道の標識が撤去されたのではないかと思っていたが健在だった。このまま朽ち果てて行くのだろうか?

草木の進出は一進一退を続けながら、少しずつ

広がっているようだ。

ひっそりと残るR371国道標識。これを見て走る

車はおそらく来ないだろう。

案内標識。この標識の使用期間は短かったよう

だ。

<<MEMO>>

 廃道となっても比較的訪れやすい場所なのです。温川トンネル建設時も工事用道路か資材置き場に使用されることもなく、廃道のままとなっていま した。このまま自然に還ることになるのでしょう。

●撮影DATA

>>撮影日:1996年11月13日/98年10月3日/2002年9月20日/03年10月27日/04年10月22日/05年10月6日/

2006年5月25日/06年11月2日/07年11月8日

平20年(2008年)5月22日/平21年(2009年)6月18日 /平22年(2010年)6月3日

注意>>撮影日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

>>温川バイパス旧道廃道区間定点撮影【終】

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