大阪府道河内長野かつらぎ線

ROUTE218

起点:大阪府河内長野市→終点:和歌山県那賀郡かつらぎ町

 大阪府道河内長野かつらぎ線は、大阪府河内長野市と和歌山県かつらぎ町を結ぶ一般府道。大阪府と和歌山県を結んでいる3ケタ県道である。

 しかしながら単独区間は河内長野市内だけで、河内長野市滝畑地区からはr61(府道堺かつらぎ線)と重複して和歌山県に向かう。本来ならば大阪府〜和歌山県を結ぶ一般府道は750番台の番号を与えられるようなのだが、府県境は上位府道と重複しているためか、はたまた見落としていたのか分からないが、番号は218号線のままとなっている。

 河内長野市のニュータウンの谷間を進むため、沿道はあまり開発されておらずローカル府道の雰囲気が漂う道である。ただ河内長野市日野地区からは狭路の悪路となり「怖道」区間となる。

走行日:2002年10月17日/他

走行方向:起点→終点/他

レポート:起点→終点方向

大阪府道河内長野かつらぎ線

大阪府河内長野市〜和歌山県那賀郡かつらぎ町

大阪府道河内長野かつらぎ線

【大阪府河内長野市〜和歌山県那賀郡かつらぎ町】

大阪府河内長野市

【河内長野市栄町〜河内長野市日野】

 r218(府道河内長野かつらぎ線)は河内長野市栄町にある川見の辻から始まる。市街を経由するR170から分岐すると、r218は狭い2車線道となって河内長野市街の町中を進んで行く。昔からの下町という感じの町中を淡々と進んで行く。

 1.4kmほど進むとR371BPをアンダーパス。R371BPを過ぎて1kmほど進むと沿道は田畑が広がる郊外の農村地帯となり、道幅も1.5車線幅に狭くなる。R170外環との連絡道路交差点を過ぎると、河内長野市高向地区の町へ入る。昔からの「村」という雰囲気が濃い町中を500mほど進むと、高向小学校前を通り過ぎる。小学校を通り過ぎると道幅は2車線道となるが、少し勾配のある坂道となる。ほどなくして急な右カーブを曲がると石川沿いに進むようになる。すぐさま急な左カーブを曲がると汐滝橋を渡り、河内長野市日野地区の町中へと入って行く。

 汐滝橋から1kmほど進むと、山間の農村という感じの日野地区の町中へ到着。やがて河内長野市天野地区へ向かう2車線道の分岐点に到着する。この交差点から先は『異常気象時通行規制区間』となる。『怖道区間』の始まりだ。

 川見の辻から約4.8kmである。

1.R170から分岐点を見る。この先で左に

  分岐するのがr218。

2.河内長野市街は2車線道で町中を進んで

  行く。逆光でかなり見えずらい・・・

3.河内長野市高向地区まで来ると、郊外の

  農村地帯を進んで行くようになる。

 

4.汐滝橋を渡ると日野地区へ。徐々に山間

  に向かって行く。

  (河内長野市滝畑→市街方向を撮影)

5.日野地区にある2車線道分岐点を過ぎる

  と狭路となる。ここから先は『異常気象時

  通行規制区間』となる。

 

大阪府河内長野市

【河内長野市日野〜河内長野市滝畑】

 2車線道の分岐点を過ぎると、r218は1.5車線幅の狭路となって鬱蒼とした杉林の中を進むようになる。200mほど進んで工場のような建物を過ぎると、民家は途切れて山間を進む狭路府道となる。見通しの悪い小刻みな急カーブが連続するようになるが、道はおおむね平坦な狭路が続く。

 1kmほど進むと石川によって出来た深い谷間に沿って断崖上を進むようになる。ここが河内長野市内だとは信じられない風景が広がる。見通しの悪いカーブをいくつか過ぎる。400mほど進むと、新滝尻橋東詰の交差点に到着する。この交差点を直進すると滝畑地区の集落を抜けて滝畑ダムの真下に着く。ダムが完成するまでは、このまま直進するのがr218だったのだろう。現在では単なる行き止まりの狭路でしかない。

 新滝尻橋からはダム建設に伴い新設された付け替え道路区間に入る。2車線幅の走りやすい道となる。急勾配の坂道を駆け上がり700mほど走ると、サイクルスポーツセンター前を経由してくるR170外環からの道と合流。すぐさま落書きだらけの滝畑第二TNに入る。

 TNを出ると滝畑ダム脇を通り過ぎて、ダム湖沿いに進むようになる。やがてr61(堺かつらぎ線)との交差点に到着。

r218単独区間はここで終わる。川見の辻から約8.6kmである。

6.しばらくはこんな感じの道が続く。よくある

  山間のローカル道という感じ。

  (河内長野市滝畑→市街方向を撮影)

7.工場を過ぎると急カーブが現れる。ここか

  らワインディング区間に入る。カーブには

  標識が立っていた。(拡大はTOP写真)

8.いくつもの見通しの悪い急カーブをクリアす

  る。この付近の右側は深い谷となっている。

  山間深い所を進んで行く。

9.道はいきなり2車線道となる。直進するの

  がダムの真下に通じる元府道。現在は2

  車線道が府道となっている。

10.走りやすい2車線道はダム建設によって

  作られた付け替え道路。ダム湖沿いの道

  でかなり走りやすい。

11.やがてr61との交差点に到着する。写真

  右がr61和泉市方面。r218は直進してr

  61と重複。和歌山県に向かう。

大阪府河内長野市〜和歌山県那賀郡かつらぎ町

 r61との交差点から先のr218は、r61と重複。蔵王峠を越えて和歌山県かつらぎ町に入り、かつらぎ町の町中まで進んだ後、R24との交差点まで至る。なお、蔵王峠越え区間は完全1車線幅の激坂区間。大雨が降った時は川と化す極悪路である。

 r61重複区間のレポートは省略します。あとはr61(1)(2)をご覧下さい。

☆★☆ 大阪府県河内長野かつらぎ線 ☆★☆

【大阪府河内長野市〜和歌山県那賀郡かつらぎ町】

■概況・交通量など

 河内長野市街から山手に向かう3ケタ府道です。宅地開発が進む河内長野市南部ですが、r218沿道はまだ開発されておらず昔ながらの風景や集落が残っています。一昔前の府道を味わえる数少ない道となっています。

 河内長野市日野地区までは市街と山手の集落を結ぶ道なので、車やトラックの通行料はやや多めです。日野地区から先はほとんどありません。河内長野市滝畑地区からだと、ほとんどの車は関西サイクルスポーツセンター前経由でR170に出るようです。ただ行楽シーズンは、抜け道としてr218を走る車があるので、対向車には注意して下さい。

 r61重複区間についてはr61をご覧下さい。

■ガソリンスタンド

 r218単独区間、ならびにr61との重複区間を含めて、沿道にはGSはなかったように思います。給油が必要な場合は、R170外環まで出なくてはなりません。なお河内長野市内にあるR170外環沿いのGSは、R170旧道との工業団地前交差点(R371BPとの上原町交差点北側にある交差点)角にあるGSが最後となります。これより南は、和泉市福瀬町までGSはありません。

■アドバイス

 河内長野市街〜r61交差点までの間は、悪路としては初級レベルの道です。対向車に注意して進めば、そう問題なく走ることが出来ます。初心者の方は出来れば2人以上で行かれることをお勧めします。なおr61重複区間は、かなりの極悪路となり上級レベルの道となります。初心者は1人では走っては行けません。

■注意点

 集落内では歩行者・自転車に注意して下さい。高向小学校周辺では要注意です。日野地区からの通学路にもなっているようです。

 河内長野市日野地区から先は、大雨時は通行規制がかかります。悪天候時は走行は控えた方がいいでしょう。落石や土砂崩れの危険があります。冬期も路面凍結・積雪があるので注意して下さい。

 土日・祝日、夏休みなどの晩は、日野地区以遠、特に滝畑ダム周辺〜蔵王峠にかけての治安はかなり悪化します。夕方〜夜間〜明け方は走らない方が良いでしょう。(夜に蔵王峠を越える人はいないと思いますけど・・・) 

 【走行DATA】 

大阪府河内長野市栄町〜河内長野市滝畑

【起点→終点方向で走行】

2002年10月17日/他。

大阪府河内長野市滝畑〜和歌山県那賀郡かつらぎ町

【r61参照】

【r218終わり】

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