和歌山県道龍神十津川線 【和歌山県道735号線

起点:和歌山県田辺市龍神村→終点:奈良県吉野郡十津川村

●概況

 和歌山県道(奈良県道)龍神十津川線は、和歌山県田辺市龍神村西と奈良県十津川村平谷を結ぶ一般県道。龍神村内は丹生ノ川沿いに進み奈良県に入り、引牛越を越えて十津川村内は上湯川沿いに進んで行く。

 同じ区間を牛廻越経由でR425が通っているが、r735はその南側を通る。狭路が続く『険道』だが、『酷道』のR425に比べると幾分マシな道 だ。

●取材DATA

>>走行日:各項参照

>>走行方向:各項参照

>>レポート記述方向:終点→起点

●変遷・沿革

 引牛越を経由する街道は江戸時代から存在していたが、現在のr735の前身となるのは林道上湯川線となる。同林道は『吉野熊野総合開発事業』の一環としての森林開発のために開設された。1956年(昭31年)より工事が始められ、R425前身となる林道迫西川龍神線と共に、1960年(昭35年)までに全線開通している。この後、1977年(昭52年)3月に県道に昇格。当初(奈良県)県道270号線とされていた路線番号は、和歌山県内も含めて1990年(平2年)頃に現在の735号線に改番・統一されている。

 県道735号線に改番されたからといって道の状態が良くなるわけでもなく、舗装された以外はほぼ林道時代のまま現在に至っているようである。これからも当分は『険道』のままだろう。

 

県道龍神十津川線(1)

奈良県吉野郡十津川村  

 

県道龍神十津川線(2)

和歌山県田辺市龍神村

 

◆Update:2005年08月03日

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